ルイス・ハミルトンは、2023年F1第16戦シンガポール初日を5番手タイムで終了。2023年に入ってから経験した中で「ベストのFP2セッション」だったと語った。ハミルトンはFP1で5番手につけ、フェラーリのシャルル・ルクレールが日中の1時間に記録したベンチマークタイムまでコンマ2秒未満だった。
FP2は予選や決勝と同じような時間帯で行われる唯一のプラクティスセッションであり、トラックタイムを最大化し、シンガポール市街地コースでパフォーマンスをあげることに重点が置かれる。2回目のセッションでペースは0.5秒近く落ちたものの、ハミルトンはW14のコックピット内で築き上げた自信に胸を躍らせていた。「FP1は堅実だった。目指すところからはまだ少し離れていたけど、それほど悪くはなかった。FP2は間違いなく今年ベストのFP2セッションだった」とハミルトンは強調した。「金曜日をポジティブな気分で終えることができてよかった」メルセデスは金曜と土曜の間に一晩で大きく前進するのが恒例となっており、ハミルトンはチームが予選で競争力を発揮できる状態にあると期待している。「残りの週末に向けて、いいプラットフォームができたと思う。今季の金曜日としては最高の感触だし、いつものように一晩中いい仕事をして、さらに調子を上げていきたい」マリーナ・ベイ周辺で行われている建設工事により、シンガポール市街地コースは今年にむけてトラックレイアウトが変更された。これまでターン16から19を構成していた連続コースは、キンクストレートに変更され、ラップタイムが10秒短縮された。ハミルトンは、2008年にこのサーキットがカレンアーにデビューして以来、これまで以上に走りやすくなっていると考えており、トラックの変更に満足している。「ここシンガポールでは素晴らしい一日だった。彼らはトラックの変更に関して素晴らしい仕事をしてくれた。今ではこのサーキットをドライブするのがこれまで以上に好きになった」とハミルトンは語った。新しい路面は素晴らしく、サーキットを走るのがさらに楽しくなった。そして、ラップの終わり近くで4つのコーナーが取り除かれ、サーキットは完全に完成した。運転するのは信じられないほどだ」