ルイス・ハミルトンは、F1アゼルバイジャンGPの予選でのライバルに対するメルセデスF1の遅れは、チームがまだどれだけ改善する必要があるかを示す良い「指標」であると語った。アゼルバイジャンGPの予選でハミルトンはフェラーリのカルロス・サインツに次ぐ5位にはそれほど落胆しなかったが、ポールシッターのシャルル・ルクレールとの1秒近い差には目を見張るものがあった。
レッドブルが持つトップスピードのアドバンテージの大きさと、フェラーリのミドルセクターでの速さを振り返ったハミルトンは、アゼルバイジャンGPでメルセデスが取り組むべきことの大きさが明らかになったと語った。メルセデスはドラッグを減らすためにリアウィングエンドプレートの改良を行ったが、スタート・フィニッシュラインを通過した上位陣のスピードトラップの数値は、マックス・フェルスタッペンが予選で339.1km/hを記録し、ハミルトンが335.5km/hだった。オーストラリアでメルセデスがレッドブルに挑戦してからの調子の振れ幅について、ハミルトンは 「レッドブルが特に速いことは知っていたけど、ストレートでこれほど大きな差をつけられるとは思わなかった」と語った。「でも、これはいい指標だ。僕たちはストレートで遅く、ミドルセクターでも遅い。だから、マシンでそれを修正するためにやるべき作業がたくさんある」「運転しやすいというわけでもない。3列目にいることができてうれしいし、明日はもう少しいいバトルができることを願っている」ハミルトンは、予選でもっと強いバトルができる可能性があると感じていたが、クルマに完全に満足することができなかったと語る。「僕たちはできる限りの努力をしているし、本当にすべてを提供している」とハミルトンは語った。「このコースでは、タイミングとリズムを合わせて、すべてを出し切るのは簡単なことではない」「Q2では苦戦を強いられた。ペースはあったけど、最後のラップを決め切れなかった」「Q3の1本目は、本当にスィートなラップだったし、最後のランも基本的にそれに匹敵していたけど、フェラーリに追いつくためには、もう少しタイムが必要だった」メルセデスのチームメイトであるジョージ・ラッセルはQ2敗退という残念な結果に終わり、日曜日のレースを11番グリッドからスタートすることになった。ラッセルは、Q2の最終走行で犯したミスによってQ3進出のチャンスを失ったと語ったが、事態が順調でないことは認めている。「今週末はスピードが足りない」とラッセルは語った。「もちろん、Q3には行きたかった。全力を尽くしていたし、ラップも好調だった。でも、最後のラップでミスをしてしまって、それが原因で落ち込んでしまった」「面白いスポーツだだよね。「前戦(オーストラリア)の予選でフロントロウを獲得していたのに、Q2で敗退し、ルイスは10位でゴールした。だから、明日もチャンスはあるけれど、理想的とは言えない」
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