メルセデスF1との契約最終年を迎えるルイス・ハミルトンは、F1の将来についての質問に答え、「他のどこにも」移籍するつもりはないと主張した。ルイス・ハミルトンのメルセデスF1との直近の契約更新は2021年夏に発表され、先日38歳になった7回のF1ワールドチャンピオンは、2023年シーズンまでドライバーを務めることになっている。
冬にメルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフは、ルイス・ハミルトンが新契約を結ぶことに「絶対的な」自信と表明したことを受けて、ハミルトンはチームの2023年F1マシン『W14』の発表会でこの話題を自ら取り上げた。2022年にデビューから約15年でF1キャリア初のフルシーズン未勝利を経験したルイス・ハミルトンは、W14で再び勝利を手にすることを望んでいる。新契約について、そして契約を結ぶ前にメルセデスF1がトップに返り咲けることを示す必要があるかと問われたルイス・ハミルトンは「チームのために、いや、彼らが僕に何かを証明する必要はないと思っている」とコメント。「僕たちは何年も前から、何度も何度も、僕たちの深いところにある強さを証明してきたと思う」「僕たちのチーム内には、今でも信じられないほど優秀な人材が揃っている。先ほども言ったように、その能力を失うことはない。僕たちはプロセスを改善し、物事へのアプローチやコミュニケーションをよりスマートにする努力を続けている」「チーム内は、ここ数年見た中で最高のハーモニーを奏でていると思う。この1年で、若くてフレッシュなエンジニアたちや、チームに入ってきたばかりの人たちがいて、チームにとってはエキサイティングな時期だし、他の場所に行くつもりはない」一方、トト・ヴォルフは新たな条件に合意することは、チームとルイス・ハミルトンがこれからのシーズンに向けて他の優先事項との間に十分な時間を割けるかどうかにかかっていると示唆し、彼の側からまた新たな最新情報を提供した。「前にも言ったように、我々は過去にこのような契約をいくつか結んできており、それらは反復ごとにほとんど変化しないので、明白な条件を除けば、通常複雑なものではない」とトト・ヴォルフは語った。「我々は最初のチャットをしたが、その段階では彼にとって我々にとっても重要ではないし、いかなるタイムラインにコミットしたくない。1年間走り続けるので、適切なタイミングを見つけていく」