ルイス・ハミルトン(メルセデスF1)は、2022年F1第3戦オーストラリアグランプリ初日のフリー走行を13番手で終えた。メルセデスF1は、プレシーズンテストから悩まされているポーパシング(ポーポイズ現象)問題を解決することができておらず、その作業に追われて、W13の本来の実力を見極めることすらできていない。
現状では、ポーパシングを経験するためにメルセデスF1は車高を高くせざるを得ず、それによってダウンフォースの喪失に起因するスピード不足が露呈している。FP1を7番手タイム(+1.221)で終えたルイス・ハミルトンだったが、FP2でのW13に施した変更は機能せず、13番手タイム(+1.543)で初日を終えることとなった。「FP2は難しいセッションだった。いくつか変更を試みたけど、車は改善したくないようだった」とルイス・ハミルトンはコメント。「FP1の方が良かったけど、とにかく機能させるのが難しい車だ」「プッシュして、プッシュして、良いラップをやってのけたと思ってタイムを見ると1秒以上遅れている。フラストレーションを感じている」「ギャップを縮めるためにやらなければならない作業がたくさんある」