ルイス・ハミルトンは、フェラーリの母国グランプリとなったF1イタリアGPで勝利したことで、メルセデスがフェラーリに“最大の心理的な打撃”を与えた考えている。F1ベルギーGPで勝利を挙げ、セバスチャン・ベッテルはルイス・ハミルトンに17ポイント差でモンツァに到着した。
F1イタリアGPではキミ・ライコネンがポールポジションを獲得してフロントローを独占。2番手グリッドのセバスチャン・ベッテルは、スタートでライコネンを抜くことができず、代わりにルイス・ハミイルトンから攻撃を受けることになった。防御しようとしたセバスチャン・ベッテルは、ルイス・ハミルトンと接触してスピン。最終的にルイス・ハミルトンが逆転で優勝を果たし、セバスチャン・ベッテルは4位でレースを終えている。「あの日がおそらく彼らに最大の心理的なダメージを与えた日だったと思う」とルイス・ハミルトンは Autosport にコメント。「セブが個人的なミスをして、心理的な困難だった時期は数回あった」「チームがミスをしたときは痛手になるけど、コントロールしているときにドライバーとして個人的ばミスを犯したときは酷い気分になる。「彼はそれを重く受けとめたと思う。僕たちはモンツァでそのような戦いをしたし、おそらく彼らのチームに打撃を与えたと思う」F1がハイブリット時代に突入して以来、圧倒的な強さを見せていたモンツァでポールを逃したルイス・ハミルトンだったが、モンツァでの優勝を機に、そこから4連勝を果たしている。「僕たちはレース前には負けていたかもしれない。僕たちは厳しい戦いに直面することをわかってモンツァに入った」「僕たちはフェラーリのパフォーマンスを上回れるかもしれないと期待していた。おそらく完璧なラプができていれば、僕は予選で2位だったかもしれない。実際、フラストレーションを感じていた。基本的に自分に対して怒っていた。それはそれだ。僕は決してそれを引きずりはしない」「土曜日の夜は難しかったけど、自分が土曜日にどれくらいアグレッシブに行きたいかについてたくさん考えた。「どれくらいアグレッシブになるべきかを測るのはとても難しい。あまりに攻めすぎてスピンしてしまったり、事故を引き起こして最後尾になってしまったり、クラッシュしたりしてしまうからね。逆に不十分でそこにあるウインドウを最大化できないかもしれない。常に未知だ」しかし、セバスチャン・ベッテルは、ホッケンハイムでの単独クラッシュやモンツァでのルイス・ハミルトンとの事故が成績が下降していった転機ではなく、9月のシンガポールGPがターニングポイントだったと語る。セバスチャン・ベッテルは「僕にとってはシンガポールだった」とコメント。「そこから数戦、僕たちはメルセデスについていくペースがなかった。そして、助けにならないことがいくつかあった。僕たち、そして、僕のいくつかのミスによってポイントを獲得できなかった」しかし、セバスチャン・ベッテルは、母国グランプリをリードしていてクラッシュしたホッケンヘイムが“最も高くついた”と認める。「今年はいくつかミスを犯した。おそらくそれが最も高くついたかもしれない。ハードにプッシュしていれば、プッシュしすぎてしまうこともある」しかし、セバスチャン・ベッテルはそれが心理的な影響を及ぼすようなことはなかったと語る。「それほど頻繁に考えてはいない。とにかくレースの一部だし、他の人にも起こり得ることだ」「おそらく僕たちは過去数週間でペースとスピードに問題を抱えていたことが、それ以上に重要だった」
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