ルイス・ハミルトンは、F1イタリアGPのスタートで何が起こったのかわからないと語る。ルイス・ハミルトンは、予選でニコ・ロズベルグに0.5秒差をつけてポールポジションを獲得したが、肝心のスタートで失速。勝利の可能性をふいにした。最初のイケインまでに6番手まで順位を落とし、トップに返り咲くために戦いを余儀なくされたルイス・ハミルトンは、スタートで全てのチャンスがなくなったと認めた。
「スタートで失われたのは明らかだ」とルイス・ハミルトンはコメント。「エンジンがスタートについて心配していたり、ナーバスになっているのをわかっていたので、気楽に行こうとしていた」「何が起こったのかはわからない。後で理解したい。全てが正常だった。正確に同じシークセンスで行っていた。とにかくホイールスピンが多かったと思う。ちょっとホッケンハイムでのニコのスタートのようだね」「僕たちのクラッチは比較的一貫していない。過去にクラッチの温度がわかっていたし、ターゲットにヒットするのは楽だった。今はクラッチが何を届けているのかどうかを知るのは難しくなっている」なんとか2位まで順位を上げたルイス・ハミルトンだが、多くのタイムロスによってニコ・ロズベルグには届かず、モンツァでの初勝利をプレゼントするかたちとなった。「ニコが引き離しているのは見えた。何が起こるかわからないけど、勝利のチャンスはラップ毎、毎秒毎に減っていった」「レースに勝つことはできないことは早い段階にわかったけど、トライした。2位まで順位を上げることができたし、それが僕にできる精一杯だった」F1イタリアGPの結果により、首位のルイス・ハミルトンと2位のニコ・ロズベルグとの差は2ポイントまで縮まった。関連:【動画】 2016 F1イタリアGP 決勝レース ハイライト