ルイス・ハミルトンは、F1ロシアGPでコンストラクターズ選手権タイトル2連覇というメルセデスの成功の一部には、かつてのチーム代表であるロス・ブラウンの存在があると述べた。ルイス・ハミルトンが優勝したF1ロシアGPのチェッカーが振られた直後は、ランキング2位のフェラーリ勢が2位と5位だったため、ニコ・ロズベルグがトラブルでリタイアしていたメルセデスのコンストラクターズタイトル獲得は次戦に持ち越される予定だった。
しかし、最終ラップでキミ・ライコネンがバルテリ・ボッタスと接触するインシデントを引き起こし、終了から2時間後に30秒のタイムペナルティが下されたため、キミ・ライコネンの最終結果が8位となり、ポイント数でもメルセデスのタイトル2連覇が確定した。メルセデスは、2014年にレギュレーションが大きく変更されて以降、優位を誇り続けているが、その基礎となる作業はV6ターボエンジンが導入される数年前に行われたものだ。ロス・ブラウンは2013年末にチーム代表の座を退き、後にはトト・ヴォルフ、パディ・ロウ、ニキ・ラウダらが首脳陣としてチームを率いている。ロス・ブラウンとニキ・ラウダに誘われて2012年末にマクラーレンからメルセデスに移籍したルイス・ハミルトンは、離脱までにロス・ブラウンが成し遂げた仕事のおかげだと元上司を称えた。「ロスと座っていた頃を思い出す。彼が教えてくれたプランを聞いた時はとても良い感触があった」とルイス・ハミルトンはコメント。「今ちょうど、彼に忘れずにメッセージを送らなければ思っていたところだ」「今の僕たちの成功には彼も関わっている」
全文を読む