ハースF1チームは、ケビン・マグヌッセンのアゼルバイジャンGPでの出場停止処分について、同処分が下された後、控訴しないことを明らかにした。ケビン・マグヌッセンはイタリアGPのターン4でピエール・ガスリーと接触し、スチュワードから2点のペナルティポイントを科されたが、両ドライバーともその後は無事にレースを続け、マグヌッセンは10秒のタイムペナルティを受けたものの、オーストリア以来となる10位入賞を果たしてポイントを獲得した。
5度のペナルティポイントを獲得して10点に達していたケビン・マグヌッセンは、マイアミ以来、12ポイントで自動的に1レース出場停止となる規律の綱渡りをしていた。ケビン・マグヌッセンは、2014年シーズン前に導入されたこのシステムにより出場停止処分を受けた初のドライバーとなった。マグヌッセンのスーパーライセンスはバクーで停止となるが、その翌週のシンガポールグランプリではポイントゼロで復活する。このニュースを受け、ハースは以下の声明を発表した。 ケビン・マグヌッセンに関するハースの声明全文「このレースで、特にダウンフォースが低いモンツァサーキットで1ポイントを獲得できたことは素晴らしい。以前の年では我々は競争力がなかったので、低ダウンフォースのパッケージで競争力をもたらすためにチームとして本当にうまく機能していることが証明された」とチームボスの小松礼雄は語った。「また、ペナルティを科せられた後、懸命に戦い、フェルナンド・アロンソに10秒もの差をつけたケビンの走りは素晴らしかった」「一方で、我々はケビンをガスリーの後に置くべきではなかった。つまり、我々の実行は完璧ではなかったということだ」「ニコのレースはかなり序盤で台無しになってしまった。我々にはどうすることもできなかった。ポジティブな面としては、両ドライバーとも、特に安定性については、車をうまく走らせることができたと述べている」「レース後のケビンには2点のペナルティポイントが課せられ、1レースの出場停止処分となり、バクーではレースに出場できない」