ハースF1チームは、ロバート・クビサと2020年のテスト兼シミュレータードライバーの役割について交渉を開始したことを明らかにした。ロバート・クビサは、F1シンガポールGPの木曜日に今シーズン限りでウィリアムズを離脱することを発表。今後のプランはまだ決まっておらず、DTMを含めた他のシリーズへの参戦が噂される一方で、F1との関係を維持することを望んでいるとも考えらえている。
ハースのF1チーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、金曜フリー走行への出走などを含めてロバート・クビサと交渉していることを明らかにした。「いろいろな可能性があるし、我々は彼と話し合っています」とギュンター・シュタイナーは説明。「私はいつも多くの人と話をしているし、状況を良くしようとしている。だが、それが実現するかどうかまだわからない」「ウィリアムズを辞めることに決めた今、ロバートとそれをすることを望むのであれば、まだ話をする必要があるが、彼の他の計画は知らない」ロバート・クビサは2010年以来となるF1復帰で厳しいシーズンを展開してきたが、ギュンター・シュタイナーは、技術的知識という観点でクビサがハースにもたらすことができる資質について確信していると語る。「彼には多くの経験があり、最高のテスト兼シミュレータードライバーの一人として知られている」とギュンター・シュタイナーはコメント。「彼と仕事をしたことはないが、彼と仕事をした人はたくさんいるし、みんな彼をとてもリスペクトしている。彼はフルタイムの仕事をすることはできないか、もしきは、やりたくないと思う。だが、彼は良いベンチマークだ」ハースがロバート・クビサとの契約を締結した場合、金曜日に何度か走行機会を与えることは理にかなっているとギュンター・シュタイナーは語る。「来年はテストがないので、そうする必要がある。相関関係を作れない人をシミュレーターに乗せても意味はない」「テストまたはフリープラクティスを実行する必要がある。「だが、我々はここで先を行っていると思う。交渉は初期段階が、可能はある」レーシングポイントも、ロバート・クビサに同様の役割を与えることを検討しているとされている。