ピエール・ガスリーが、2016年のGP2チャンピオンを獲得した。27日(日)、アブダビでGP2シリーズのレース2が開催された。タイトルを争うプレマのチームメイト同士であるピエール・ガスリーとアントニオ・ジョビナッツィは、それぞれ9位と6位でフィニッシュ。総合ポイントでピエール・ガスリーがリードを守り、2016年のGP2チャンピオンの座に輝いた。
レースに優勝したのはアレックス・リン(DAMS)。松下信治(ART)は4位でレ−スをフィニッシュした。「精神的にも身体的にも今シーズンは本当にタフだったので、本当に多くの意味がある」とピエール・ガスリーはコメント。「母は3ヵ月入院していたし、僕はシルバーストンの後、2ヵ月半、脊椎を骨折していた。(両者ともサーキットへの移動中に交通事故に巻き込まれた)」「レースをリードしていたけど、グラベルにはまってしまったレッドブル・リンクでのように厳しい時間もあった。モンツァでは1位だったけど、セーフティカーが入ったことで勝利を逃したし、ホッケンハイムでは消火器の件があった(消火器がからで3グリッド降格処分)」「正直、シーズンについて本にできるくらいだ。本当に多くのことが起こったけど、僕は戦うことを決して止めなかった」