メルセデスF1のジョージ・ラッセルは、かつてライバルだったニック・デ・フリースが2013年にアルファタウリF1のドライバーとしてF1グリッドへ到着することを歓迎している。ニック・デ・フリースは、ピエール・ガスリーのアルピーヌF1チームへの移籍の可能性が浮上した後、アルファタウリF1のドライバー候補として浮上。前戦F1日本GPの週末にガスリーの移籍とともにアルファタウリF1への加入が発表された。
27歳のニック・デ・フリースは、最近F1にデビューしたドライバーの中で最年長であり、現役F1ドライバーの多くがジュニアキャリアで対戦相手としてレースをしてきた。その1人がメルセデスF1のジョージ・ラッセル。ニック・デ・フリースはメルセデスF1のリザーブドライバーを務めていたため、今シーズン、彼と多くの時間を共に過ごしてきたが、実際にはカート時代にレースをしていたのでデ・フリースのことをよく知っていた。ニック・デ・フリースのF1参戦について、ジョージ・ラッセルは、5人のグループの最後に一人にチャンスが与えられたことを喜んでいると語った。ジョージ・ラッセルは「カートの少年たちの中で、F1に到達できていなかったのはニックだけであり、おそらく彼はF1に到達するに値していた」とGPFans.comに語った。「僕、アレックス(アルボン)、マックス(フェルスタッペン)、シャルル(ルクレール)、ニックの5人のドライバーは、11歳~12歳くらいのときに互いに競い合っていた時代に生きていたけど、ニックだけがそれを達成できなかった。だから、彼のためにとてもうれしく思っている」「僕はいつも彼を評価してきた。カートでは、彼は倒さなければならない男だった。僕たち全員の中で、彼はおそらく最も成功した人だった」ニック・デ・フリースはウィリアムズと同様にアルファタウリの候補として頭角を現し、F1イタリアGPでの土壇場でのF1デビューで、ジョージ・ラッセルが37レースをかけてようやく手に入れたポイントを獲得した。また、ジョージ・ラッセルは、ニック・デ・フリースが今までチャンスを与えられなかったのは、彼の才能によるものではなく、適切なタイミングで適切な場所にいなかったからだと確信していると語る。2019年にF1デビューしたジョージ・ラッセルは、ニック・デ・フリースが実力を示すことができるように全てが収まるべきところに収まっていると語った。「F1に到達するには、グリッドにチャンスがあるときに適切なタイミングで仕事をする必要があり、時にはそれらの全てが揃わないこともある」とジョージ・ラッセルは語った。「モンツァに並んだ星の数がそれを補った」「彼がどのように乗りこなすのか興味をそそられているけど、彼が良いパフォーマンスを発揮することは間違いない。彼は素晴らしいF1ドライバーになる可能性をすべて持っている」
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