フランスのフランソワ・フィヨン首相は30日(金)、F1フランスGPの開催は契約間近ではあるが、契約を締結するまでにはまだ条件が整っていないことを明らかにした。フランスのポール・リカール・サーキットを訪れたフランソワ・フィヨン首相は、2008年のマニクール以来となるF1フランスGPを復活させる試みは進展しているが、財政面とグランプリを共有する会場面でまださらなる交渉が必要であると述べた。
「(フランスで)毎年グランプリを開催することはできない」とフランソワ・フィヨン首相はコメント。「我々は一年おきにル・キャステレ(ポール・リカール)と他の国でグランプリを開催するというアイデアに取り組んでいる」フランソワ・フィヨン首相は、バーニー・エクレストンと仮契約に合意したが、F1の商業ボスが望む開催料とレース主催者が支払える金額との間にはおよそ200万ユーロ(約2億2000万円)の開きがあると述べた。「主催者側(Formula One Management)はF1を承認しているが、他の国がどうなるかは言われていない」とフランソワ・フィヨン首相は説明。F1フランスGPと、スパ・フランコルシャンで開催されているF1ベルギーGPが交互開催するとの噂については「その提案は合理的なが、まだ何も決定していない」と説明した。フランソワ・フィヨン首相は、契約が締結されるまでいつF1フランスGPがカレンダーに載ることになるかという日付は言えないとコメント。状況によっては2014年までF1フランスGPは開催されない可能性もある。またフランソワ・フィヨン首相は、F1フランスGPの計画は政府からの財政支援を受けずに自立しなければならないと述べた。「国は支持するつもりであり、そうあるべきだ。だが、それ以上のことを行う予定はない」
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