ドライバーレス電気自動車レースの世界シリーズ『ロボレース』の開発車両が、ドニントン・パークで行われたフォーミュラEテスト2日目に初めて人前での走行を行った。“DevBot”と名付けられたマシンは、ジネッタLMP3シャシーに無人自動車運転技術と電気パワートレインが装着された。
“DevBot”は、エンジニアを乗せてアウトラップを完了し、何度か完全なフライングラップが行われた。その後、クルマのプログラミングが引き継がれ、ほぼ1周を無人で走行。だが、最終コーナーの立ち上がりで、安全手順に従うために“故意”に停められた。今のところ、開発チームがリアルタイムにデータを調査できるようにこのシャシーが使われているが、ロボレースの最終デザインは完全に違ったものになり、ドライバーのためのコックピットは存在しない。最終的なデザインのプロトタイプがいつトラックで走行するかは明らかになっていない。