日産が、ルノーに代わってフォーミュラEに参戦すると報じられている。世界最大規模の自動車連合であるルノー・日産アライアンスを形成する日産とルノーは、両者にとって最良なモータースポーツプログラムの運営について議論していると Autosport が報道。ルノーは、2015/16シーズンにフォーミュラEに参戦することに加え、2016年にロータスのエントリーを買い直してF1にワークス参戦している。
F1チームの再建は、エンストンでの大規模な雇用とヴィリーのエンジンプログラムへの投資が必要となり、F1プログラム全体に1.5億ユーロ(約187億円)を投入。そのうち8000万ユーロ(約100億円)を自社で負担しているとされている。加えて、フォーミュラEには1000万ユーロ(約12億円)を投じている。一方、日産は2015年にLMP1プロジェクトを終了して以降、フラッグシップとなるモータースポーツプログラムを模索しているという。日産は、世界で最大規模の電気自動車の販売台数を誇っており、ルノー・日産アライアンスとして、フォーミュラEにルノーとして参戦するよりも、日産のブランドで参戦するほうが理想的なオプションだと考えている。日産がフォーミュラE参戦が実現すれば、フォーミュラEに参戦する初の日本の自動車メーカーとなるが、日産の広報担当は「憶測にはコメントしません」と述べている。関連:日産、フォーミュラEへの参戦を発表
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