フォーミュラEは、将来的に“世界選手権”の地位を目指している。先週末、北京で初レースを終えた電気自動車のレースシリーズ、フォーミュラE。同シリーズのCEOを務めるアレハンロド・アガグCEOは、完全なマニュファクチャラーが関与できるよう規約が開放された際には、フォーミュラEが世界選手権としてFIAに適用される可能性があると述べた。
「一定のマニュファクチャラーを持つことが世界選手権の条件だ。ワンメーク・シリーズでは世界選手権にはなれない」とアレハンロド・アガグはコメント。「マニュファクチャラーを惹きつけ、条件を満たせることを願っている。うまくいけば、FIAは我々に世界選手権の地位を与えてくれるだろう」フォーミュラEは、ワンメークの選手権としてスタートしたが、2年目となる2015/2016年は、マニュファクチャラーとチームが独自にパワートレインとバッテリーを開発することが許されている。フォーミュラEが、FIAのルールのもとで世界選手権になるには4つのマニュファクチャラーの参加が必要になる。フォーミュラEの技術パートナーとスポンサーを務め、e.damsを支援するルノー、英国カーリンが運営するインディのマニュファクチャラーであるマヒンドラは、祖由来的に独自のパワートレインを生産することに関心を示している。アウディもABTのサポートを通して関与しており、またフォーミュラEにサポート車両を提供するBMWもフォーミュラEへの関心を認めている。北京での開幕戦に参加したFIAのジャン・トッド会長は、フォーミュラEが“FIAの力強い資産の一部”であると述べていた。