フォーミュラEは、シーズン7となる2020/2021シーズンから導入するマシン『Gen2 EVO』を公開した。フォーミュラEは、比較的ボディワークのアップデートに時間をかけており、Gen1はシーズン3からアップデート版を導入。シーズン5から導入されたGen2のアップデートもシーズン7からデザインが変更される。
Gen2 EVOの注目となる変更には、再構成されたフロントウイング、新しい湾曲したリアウイング、シャークフィンが導入されたエンジンカバーを含めたリアエンドが挙げられる。GenEVOの実車は、3月3日のジュネーブ国際モーターショーで公開される。フォーミュラEの創設者兼会長であるアレハンドロ・アガグは「Gen2はコース上を走る最も印象的なレースカーの1つとして既に際立っており、その名が示すように、Gen2 EVOは独特のデザインのもう1つの進化だ」とコメント。「第1世代のマシンで行ったように、Gen2 EVOにはより洗練された機敏な外観にするために、再設計されたボディワークが施されている。その未来的なデザインは、技術の進歩と外観の両方におけるイノベーションのカテゴリーとしてのフォーミュラEを再び示している」フロントウイングの変更とホイールアーチの除去により、Gen2 EVOはドライバーが接触事故を起こした際に“自罰的”なマシンになりと予想される。現在のSpark Racing Technologiesの設計は、衝突後もマシンが壊れたり、ドライバーがパフォーマンスを失ったりすることがなく、堅牢すぎると考えられていた。その結果、ペナルティの一貫性を取り巻く厳しい監視が行われ、昨年は“イエローカード”と呼ばれる警告システムが導入された。FIAのジャン・トッド会長は「ABB FIAフォーミュラEチャンピオンシップは6シーズン目となる競技だが、その技術は大きな進歩を遂げており、すべての市販車ユーザーに利益をもたらしている」とコメント。「世界選手権のステータスに移行し、エキサイティングな新しい外観を備えたGen2カーのさらなる進化、Gen2 EVOが見られることを嬉しく思う。「グリッドの拡大とチャンピオンシップの競争力の向上に貢献したのは、この進歩的なアプローチであり、これが持続的に都市のモビリティの未来への道を開いてる」Gen2 EVOは、マクラーレン・アプライド・テクノロジーズのバッテリーや18インチ全天候型ミシュランタイヤなど、以前と同じ必須ハードウェアを保持している。 この投稿をInstagramで見る ABB Formula E(@fiaformulae)がシェアした投稿 - 2020年 2月月4日午前2時01分PST
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