カナダの億万長者でランス・ストロールの父親ローレンス・ストロールが、フォース・インディアを買収すると報じられている。ストロール親子は、現在のウィリアムズのパフォーマンスに忍耐が尽きたとされており、ウィリアムズにフェラーリ/ハース連合のようなメルセデスの“Bチーム”になることを迫っているとされている。
F1ドイツGPの週末には、財政的にも苦境に立たされているウィリアムズが、ローレンス・ストロールその提案を受け入れることを決断したとも報じられていた。しかし、Auto Motor und Sport は、同じく財政問題に苦しむフォース・インディアにとって、F1ドイツGPは重要な週末だったと報道。「フォース・インディアは倒産する見通しが高まっている」と同紙は報道。また、Auto Bild は、ファッション業界の大物であるローレンス・ストロールがフォース・インディアの救世主となると報道。「彼が過半数の株式を保有することにいなるのか、もしくはチームが完全に彼のものになるかは不明だ」と同紙は報道。他にもフォース・インディアの買収候補には、主要スポンサーのBWT、英国のエナジードリンク企業のリッチエナジーなどの名前が挙げられている。F1イギリスGPに久々に現場に姿を見せていたフォース・インディアのチーム代表ビジェイ・マリヤは「人々はチームは私のチームのオーナーシップについて何年にもわたって記事にしている」とリポーターにコメント。「フォース・インディア内には、実際に私自身を含め、誰も売却のサインをしようと歩き回っているものは誰もいないと確信している」「このような全ての噂やメディアが報じ続けている記事について私が言えるのは、もしも出資をしたいという信頼できるオファーがあれば、まずは私が株主たちと最初に議論するということだ」ローレンス・ストロールがフォース・インディアを買収した場合、当然、ランス・ストロールはウィリアムズからフォース・インディアに移籍することになるだろう。現在フォース・インディアのドライバーを務めるエステバン・オコンはルノー、セルジオ・ペレスはハースへの移籍が噂されている。また、フォース・インディアがメルセデスの“Bチーム”となった場合、メルセデスの育成ドライバーであるジョージ・ラッセルがランス・ストロールのチームメイトになると考えられている。
全文を読む