フォース・インディアが、2012年のテストドライバーとしてジュール・ビアンキを起用する可能性があるとドイツの Auto Bild motorsport が報じている。フェラーリの育成プログラムに参加し、テストドライバーを務めているジュール・ビアンキは、GP2に2年間参戦し、それぞれ3位でシーズンを終えている。ジュール・ビアンキのマネージャーを務めるニコラス・トッドは、2012年にビアンキをF1のレースドライバー、それが無理でも金曜フリー走行に走行できるテストドライバーにしたいと考えている。
フォース・インディアは、今季のレースドライバーであるエイドリアン・スーティルとポール・ディ・レスタ、リザーブドライバーのニコ・ヒュルケンベルグの3名から2012年のレースドライバーを選択するとしており、チーム代表のビジェイ・マリヤは、シーズン終了後の12月に決断を下すことになるだろうと述べている。エイドリアン・スーティルは、2012年にウィリアムズと交渉しているとの噂があり、移籍が成立すれば、ニコ・ヒュルケンベルグがレースドライバーに昇格する可能性が高い。だが、同誌はフォース・インディアは、2012年もエイドリアン・スーティルとポール・ディ・レスタのラインナップを維持する可能性があり、ジュール・ビアンキがテストドライバーとして起用されることになれば、ニコ・ヒュルケンベルグはフォース・インディアでの居場所を失うとしている。