2026年F1シーズンは、イラン情勢の緊迫化によりさらなる開催中止のリスクに直面している。すでにバーレーンGPとサウジアラビアGPが4月開催を見送ることが決まっており、影響は中東全体に広がりつつある。パドックでは、シーズン後半のグランプリにも影響が及ぶ可能性が懸念されている状況だ。
バクー開催に警戒感 イラン隣接が懸念材料オーストリア紙の報道によれば、特に注視されているのがアゼルバイジャンGPだ。同国はイランと国境を接しており、チームやドライバーの間で安全面への懸念が高まっているとされる。報道では「さらなるグランプリ開催が可能かどうかを懸念している」とされ、現場の警戒感は日に日に強まっている。カタール・アブダビも影響圏内 シーズン終盤に暗雲影響はバクーにとどまらない可能性がある。報道では、シーズン最終戦を含むカタールGPとアブダビGPも監視対象となっており、情勢次第では開催が危ぶまれる状況だと伝えられている。現時点でF1側は具体的な中止判断には至っていないものの、パドック全体は「エスカレーションは排除できない」との見方で一致しており、慎重な姿勢が続いている。財政面にも打撃 すでに1億ユーロ規模の損失経済的な影響も無視できない。バーレーンとサウジアラビアの開催見送りにより、F1の商業権保有者には約1億ユーロの損失が発生したとされている。また、短期的に代替開催地を用意することは難しい状況だ。もしアゼルバイジャン、カタール、アブダビまで開催不能となれば、年間カレンダーはわずか17戦に縮小する可能性がある。2026年F1カレンダーは不確実性の中へ現時点では各レースの開催可否は流動的だが、地政学リスクがシーズン全体に影を落としているのは明らかだ。F1はこれまでも様々な危機を乗り越えてきたが、今回の情勢は中東ラウンド全体を揺るがす規模となっており、今後の判断が注目される。
全文を読む