FIA(国際自動車連盟)会長のジャン・トッドは、将来的にF1がフォーミュラEのように完全EV化に切り替わる可能性があるとの提案を却下した。最近、F1のモータースポーツディレクターを務めるロス・ブラウンは、それがF1にとって最も適してると考えられるならば、10年以内にもF1マシンを完全に電気自動車化する可能性もあると語っていた。
しかし、ジャン・トッドは、そのような考え方は“ナンセンス”だと語った。「それが実現することはないだろう」とジャン・トッドはコメント。「我々はまったく全く異なる2つのレースシリーズについて話をしている。フォーミュラEカーは、F1と同じスピードを杯初することはできない。その理由のひとつはレースが市街地で開催されていることにある。例えば、モンツァでそれらを見ても面白くはないだろう」「だが、フォーミュラEは順調に発展している。今ではレースディスタンスを1台でカバーできるようになった。このことはモーターレーシングがショーだけではなく、実験室であることも示している」「だが、フォーミュラEとF1を比較することに時間を費やすのはとにかく退屈なことだ」