FIAは、F1チームがマシンやドライバーのパフォーマンスを助けるような無線通信をすることを全て禁止すると発表した。先週のF1戦略グループ会議で議論されたあと、FIAはドライバーをさらに努力させるために、無線通信を制限する方法を検討するよう要請された。F1レースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、今後チームが伝えても良い内容が劇的に制限されるとチームに文書を送った。
10日夜、F1チームに送られた技術指定のなかで、チャーリー・ホワイティングは、ドライバーのスピードを助けるような会話は禁止されると述べた。つまり、例えば、メルセデスがよく伝えているようなラップタイムをロスしている場所、チームメイトが速い場所などをピットウォールからアドバイスすることは違法となる。この変更は「ドライバーは、1人で援助なしに運転しなければならない」と規定するF1競技規約の第20条1項を厳格に実施することになる。チームへの文書には「F1競技規約の第20条1項の必要条件を常に尊重させるために、FIAはこの規約を直ちに厳格に実施する意向である」と記された。「したがって、ピットからドライバーへの無線通信には、マシンあるいはドライバーのパフォーマンスに関する情報が含まれてはならない」「また、FIAはピットからマシンへのデータ送信は、F1技術規約の第8条5項2によって明確に禁止されている」この条項が実施されても、チームはピットストップ作戦や安全性問題に関してドライバーにアドバイスすることができる。また、ファンに非常に人気のあるドライバーからの無線通信も禁止されいない。
全文を読む