F1チームは、新たにドライバー・ペナルティポイント制度を導入することについてスペインGPで議論を行う。FIAのレースディレクターを務めるチャリー・ホワイティングは、今後のレギュレーション変更について議論するためにF1スペインGPのレース前にSporting Working Groupとの会談を予定している。その場では、2014年のテストスケジュールについて議論されるだけでなく、ライセンスにペナルティポイントを導入する件も議題にあげられている。
ペナルティポイントの導入について、いくつかのチームは賛同しているが、まだ今シーズン末に導入するために必要な合意は得られていない。いくつかのチームは、マイナーに違反によるペナルティの加算がシーズン後半に大きなペナルティに繋がることを懸念しており、FIAはその懸念を和らげるために、疑似システムをトライアルしてきた。疑似システムは、SWG会議で評価される。チャーリー・ホワイティングは、解決する必要がある重要な問題のひとつは、ペナルティポイントの結果として科せられるいかなる重い罰も価値があるとみなされることだと考えている。「複雑な問題だ。ドライバーを締め出すことは深刻な問題なので、適切なバランスにする必要がある」「我々は、いかなる出場停止であってもドライバーに本当に値することを確実にする必要がある」「我々は違反を監視し、実行された場合に全てがどのように働くかを確認するためにバックグラウンドで(仮定的な)システムを実行している。しばらくそれを実行していく必要がある」F1ドライバーは、今年ピットレーンスピード違反に科せられた罰金が終わることになるので、ペナルティポイントシステムの導入に熱心だ。GPDAは、スーパーライセンスの値上げに同意したことで、スピード違反への罰金はなくなったと考えていたが、まだ罰金を科せられている理由についてFIAに説明を求めている。