2013年のF1エンジン規約の変更には一部のチームが反対を示しているが、FIAのジャン・トッド会長はF1に1.6リッター・ターボエンジンを導入する計画を変えることはないと主張している。当初、エンジン形式の変更にはメーカー側も支持を表明していたが、ここ数週間、コストへの影響に対する懸念が高まっている。
F1の最高権威バーニー・エクレストンも、新エンジンのサウンドについて嫌悪感をあらわにしているが、ジャン・トッドは規約を変えることはないとの姿勢を貫いている。ジャン・トッドは、スペインGP前にエンジンの進捗について議論するためにF1のエンジンメーカーとの会議を予定している。「何も変更はない。2013年から新しいエンジン規約になると発表されている」とジャン・トッドはコメント。「商業権所有者(バーニー・エクレストン)とは関係ないことだ」「WMSC(世界モータースポーツ評議会)で満場一致で可決されたことだ。26名のメンバーがおり、メンバーには2名のF1界を代表者がいる。1名は最も古いチーム、フェラーリの代表、もう1名は商業権の代表、バーニー・エクレストンだ」「満場一致で合意されたと繰り返して言わせてもらう。我々は2013年に新しいエンジンを導入する」会議に関してジャン・トッドは次のように述べた。「コメントを聞いて満足しているので、2週間後の5月21日(土)にエンジン規約のすべての関係者のためにバルセロナで会議の場を設けるよう頼んだ。私はエンジン開発についての要点を聞くためにほぼ間違いなく会議に出席する予定だ」レギュレーションが変更になる状況になる可能性については「ご存じのように、我々は物事が変る可能性のある世界にいる。F1の小さな世界だけではない。世界では他のことも起こっている」「劇的なことが起こる可能性もあるし、そうなれば物事を再考しなければならないだろう。だが、満場一致で合意されており、このビジネスに関与する人々と長く議論しているので、現時点では再考する理由はない」
全文を読む