ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が「キャリア最悪のシーズン」と自己批判した件について、チーム代表フレデリック・バスールは「落ち着いて次の2戦に集中すべきだ」と諭した。40歳のハミルトンはラスベガスGPで最下位20番手に沈み、レース後「今年は19年間で最悪のシーズン」「早く終わってほしい」「来年も楽しみではない」と発言していた。
ハミルトンは決勝で10位(後に8位)まで挽回したものの、フェルスタッペンにはほぼ1分差をつけられてフィニッシュ。チームメイトのシャルル・ルクレールにはドライバーズ選手権で74ポイント差をつけられており、フェラーリ加入後いまだ表彰台はゼロ。予選成績では「17対5」で大差をつけられている。バスール「感情的なコメントは理解するが、落ち着くべきだ」レース直後の厳しい自己批判について、フレデリック・バスールは次のように語った。「レース直後のルイスの反応は理解している。しかし、落ち着いて次の2レースに集中しなければならない。プラクティスでは彼のペースは良かったが、20番手からのスタートでは難しいのは当然だ」「クルマから降りてすぐのコメントはいつだって過剰になる」バスールは、ハミルトンの悲観的な発言についてこう続けた。「クルマを降りてすぐに出るコメントは、いつだって少し行き過ぎるものだ。まず冷静になることが必要だ」フェラーリは選手権4番手…メルセデス逆転は困難とハミルトンフェラーリは現在コンストラクターズ4番手で、メルセデスとの差は53ポイント。ハミルトンは「自分のパフォーマンスでは(逆転の)チャンスはない」と語り、「22戦すべて悪かった。あと2つ悪い週末が続くと思う」と落胆を隠さなかった。タイトル争いはノリスが主導権、ドーハで王座決定の可能性ハミルトンは金曜日のドーハで再びフェラーリのコクピットへ戻る。同地では同胞ランド・ノリスが初のワールドチャンピオン獲得に挑む。ノリスはフェルスタッペンとピアストリの両方に対して2ポイント以上上回れば、その時点でタイトルが確定する。
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