フェラーリがイタリア人ティーンエイジャーの才能、キミ・アントネッリを獲得しなかったのは残念だ。これは、先週末のF1バーレーンGPのパドックに珍しく姿を見せた元フェラーリ社長のルカ・ディ・モンテゼーモロの見解である。現在77歳のイタリア人であるモンテゼーモロは、社長を退任して以来、マラネロを拠点とするチームの批判を繰り返している。
モンテゼーモロはバーレーンで次のように述べた。「フェラーリのスタッフは皆、非常にやる気に満ちている。私は彼らのこのような姿を見ることができて嬉しい。(シャルル)ルクレールは(予選)3位につけているので、競争力がある」とモンテゼーモロはSky Italiaに語った。「このチームには時折リーダーシップが欠けている。これは一般論として言っているが、いずれは表彰台だけでなく、常にトップを走れるマシンを実現したい。しかし、そのためには時間と組織が必要だ」「まず第一に、10年ぶりにこの空気を感じることができて嬉しい。そして、フェラーリにとって重要な予選3位だ。リアタイヤに問題を抱えていた難しいレースだった」さらに、モンテゼーモロは、日曜のナイトレースは鈴鹿よりも面白いはずだと語った。「(ランド・)ノリスは戦わなければならないだろう。素晴らしいグランプリになるだろう。週末を共に過ごし、時には衝突もした人たちに会えて嬉しいよ。トト(ヴォルフ)、ヘルムート・マルコ、みんな僕にとても良くしてくれた。「ルイスとは話す機会がなかったけどね」アントネッリに関しては、現在グリッド上で唯一のイタリア人ドライバーであり、モンテゼーモロはフェラーリではなくメルセデスが彼と契約したことを嘆いている。「アントネッリは一流のドライバーだ。まず第一に、彼はF1参戦1年目であり、ミスを犯さない。しかし、彼は速く、成長している。それに、彼は私と同じボローニャ出身だ」とイタリア人は語った。「彼がメルセデスにいるのは残念だ。私なら彼を獲得していたか? 18歳では無理だったかもしれないが、ザウバーで2年間やらせていたと思う。トトは彼をよく見つけ出したし、育て上げるのが上手だ。マクラーレンがルイスにしたようにね」
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