フェラーリは、F1イタリアGPでレッドブルに戦いを挑んだことは、ライバルがモンツァ特有のウイングパッケージを避けたことによって、決して「成果」が覆われることはない語る。フェラーリを含む多くのマシンがモンツァの高速トラックのために専用の空力デザインを持ち込んだのに対し、レッドブルは控えめなアプローチをとった。
RB19のマシンはすでに空力効率にかなり優れており、通常のアッパーフラップを削ってドラックを少し減らしただけだった。トップスピードを上げるための最小限の努力にもかかわらず、マックス・フェルスタッペンは予選でフロントロウを獲得し、レースではチームメイトのセルジオ・ペレスをリードしてレッドブル・レーシングに1-2をもたらした。この対照的なアプローチは、フェラーリにとってモンツァでのパフォーマンスを考える上で重要な意味を持つが、それでも予選と決勝で果敢なバトルを繰り広げたことを誇りに思う理由があることは明らかだった。ルクレールのパフォーマンスコーチであるジョック・クリアは、モンツァに適切なパッケージを持ち込んでいないにもかかわらず、レッドブルがこれほど速かったことを心配しているのかとの質問に対して「心配はしていない」と答えた。「正直なところ、レッドブルの尻を叩きたいわけではないが、あれだけ強いマシンと強いドライバーを前にして、予選で彼より前に出られたことに大喜びしている。これは本当に成果だ」「彼らは順調に進んでおり、あのクルマはどこでも機能する。確かに彼らはこのために特別なウイングパッケージを持ってきたわけではないかもしれないが、我々は彼らが毎レース見せてくれる競争にとても感謝しているし、彼らの前に出ることができたのは素晴らしいことだ」。フェラーリはポールポジションをレース勝利につなげることはできなかったが、チーム代表のフレッド・バスールは、モンツァの週末は総合的に見て今季ベストだったと考えている。「週末は力強いペースで走れたのでベストだ」とバスールは語った。「1位と4位だったバクーのことを考えれば最高の予選でもある。今週末は1位と3位だった」「レッドブルと戦えたのは初めてだ。レッドブルのペースが僕らより良かったとしても、レース中、僕たちはいいポジションをキープすることができた。全体として最高の週末だったことは間違いない」「カルロス(サインツ)にも満足している。彼が一歩前進したと思うからね。必ずしも予選やレース中というわけではないが、週末の準備でも、FP1の1周目から彼はそこにいた。これは残りのシーズンに向けても良い教訓となるだろう」
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