スクーデリア・フェラーリは、F1アブダビGPの予選前に今シーズン限りでF1を引退するセバスチャン・ベッテルを送別するイベントを開いた。セバスチャン・ベッテルは、タイトルを4連覇した後、2015年にフェラーリに移籍。マラネロにタイトルを奪還することを期待されたが、5シーズンで達成することはできず、2020年シーズン前に戦力外通告のかたちで放出された。
それでも、フェラーリで13勝を挙げたセバスチャン・ベッテルは、ミハエル・シューマッハとニキ・ラウダに次いでフェラーリで3番目に成功を収めたドライバーだ。F1アブダビGPの予選前、シャルル・ルクレール、カルロス・サインツ、アントニオ・ジョビナッツィ、そして、チーム代表のマッティア・ビノット、メカニック、エンジニア、チームメンバーが集まり、全員が寄書きしたフェラーリの2018年F1マシン『SF71H』のエンジンカバーを贈呈。セバスチャン・ベッテルはこのマシンで5勝を挙げたが、ホッケンハイムで単独クラッシュを喫してリタイアし、そこからスランプに陥ったマシンでもある。F1アブダビGPの週末前のインタビューでセバスチャン・ベッテルはフェラーリが改善するためには何が必要かを質問された。「あのチームで何が違うのかについていくつかのアイデアがあるけど、、自分自身に留めておくよ」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「外から見たものは、実際に何が起こっているのかの解釈にすぎない。僕たちは全体のストーリを持ってない」したがって、セバスチャン・ベッテルは、マッティア・ビノットのチームに対する批判は不公平だと語る。「チームの背後には国全体がいるし、僕たちはそれに多くの注意を払っている。それは他のどこにも見られないことだ。おそらく注目の多さはあまりにも大きなプレッシャーを生み出している」 この投稿をInstagramで見る Scuderia Ferrari(@scuderiaferrari)がシェアした投稿