フェラーリは、2019年のF1世界選手権でメルセデスを倒してワールドチャンピオンに勝利するために活動予算を引き上げるとしている。昨年、フェラーリはグリッド最速と目されるマシンでシーズン序盤のチャンピオンシップをリードしたが、中盤からチームとドライバーのミスによってメルセデスにドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方のタイトル5連覇を許した。
昨年、フェラーリ会長を務めたセルジオ・マルキオンネが急死し、CEOの役割はルイス・カミレッリに引き継がれた。ルイス・カミレッリは「2018年は最後の我々がチャンピオンシップに勝って以来となるベストリザルトを達していた。2019年の目標は勝つことだ」とコメント。「繰り返すが、2019年の我々の目標は世界選手権のタイトルを獲得することだ。その目標を達成するために投資を増やしていく」イタリアメディアの報道によると、フェラーリの2018年の予算は4億3000万ユーロ(約536億円)、タイトルを獲得したメルセデスは、4億5000万ユーロ(約563億円)とされている。フェラーリがタイトルを獲得したのは2008年のコンストラクターズタイトルが最後となる。ドライバーズタイトルは2007年にキミ・ライコネンが獲得してから手にできていない。今年はキミ・ライコネンに代えて21歳のシャルル・ルクレールに起用。また、F1チーム代表を務めてきたマウリツィオ・アリバベーネを更迭し、これまでテクニカルディレクターを務めてきたマッティア・ビノットが新チーム代表に就任。新たな体制で10年以上手が届いていないタイトル獲得を目指す。フェラーリは1月31日(木)にテストベンチで稼働させてきたエンジンを2019年F1マシンに搭載して初始動させたことを報告。2月15日(金)にチームのマラネロの本拠地で2019年F1マシンを正式発表する。
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