フェラーリのF1チーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、テクニカルディレクターを務めるマッティア・ビノットがチームを離脱するという噂はチームに“不安定な状況をもたらす”ことを狙った“フェイクニュース”だと語った。ルイス・ハミルトンとメルセデスがF1ドライバーズ選手権を制した一方で、フェラーリ内部では権力争いが勃発しているとされ、マウリツィオ・アリバベーネとマッティア・ビノットは緊張関係にあると報じられている。
また、報道ではメルセデスやルノーが、マッティア・ビノットの獲得を狙っているともされている。マッティア・ビノットは、前任のジェームス・アリソンが2016年にチームを離れて以来、パフォーマンスを大きく向上させており、特にメルセデスを上回ったとされるフェラーリのF1パワーユニットの改善において大きな役割を果たしたと評価されている。自身とマッティア・ビノットの将来について質問されたマウリツィオ・アリバベーネは「では、一度だけ明白にさせよう」とコメント。「マッティアに関する噂はフェイクニュースだ。チームに不安定な状況を作りだしている。問題のない場所に問題を作りだそうとする企てであり、これ以上、誤った噂にはコメントしたくない」「今シーズン中には不安的化のための企てが多かった。時にはドライバーに関する話題や技術者に関する話題もあった」「私のポジション? マネージングディレクターの(ルイス)カミレッリに質問してほしい」マウリツィオ・アリバベーネは、2019年にフェラーリを強化するための補強についての契約は急いでいないと説明した。「誰ともさよならについての話はしていない。補強についての話をする可能性はあるがね」とマウリツィオ・アリバベーネはコメント。「だが、それには時間がかかるし、来シーズンにそれについて考えるだろう。今日、チームはそこにあるし、優れたコンパクトなチームだ。補強するにしても彼らが急いで到着するようなことはないと強調したい。強調する必要があるならばだがね」「安定したラインがあるし、追加がある場合は、既存のグループの健全性を損なわないものになるだろう。仕事をしているチームに必要なのは革命ではなく、強化だけだ。個人的には革命を信じたことはないが、進化論は信じている」
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