フェラーリは、キミ・ライコネンが2018年シーズンをもってチームを離れることを正式発表した。フェラーリで2019年に誰がセバスチャン・ベッテルのチームメイトを務めるかに関しては、キミ・ライコネン続投、シャルル・ルクレールの昇格の噂が二転三転しながら報じられてきた。
先週末のイタリアGPでは、フェラーリの新会長となったジョン・エルカーンが、直接キミ・ライコネンに電話で来季は起用しないことを伝えたと報じられ、9月6日(木)にもライコネンの放出が発表されると報じられていた。フェラーリは9月11日(火)に2019年のドライバーとしてキミ・ライコネンを起用しないことを発表した。2019年のドライバーについては発表していないが、噂されているとおり、シャルル・ルクレールが昇格することになると思われる。フェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネは「近年において、キミのドライバーとして、そして、人間としての貢献はファンダメンタルだった」とコメント。「彼はチームの成長において決定的な役割を果たし、同時に素晴らしいチームプレイヤーだった。スクデリア・フェラーリのワールドチャンピオンとして、彼は今後もチームの歴史、そして、ファミリーの一員だ」「キミに感謝し、彼と彼の家族の素晴らしい将来を願っている」来月で39歳となるF1最年長ドライバーであるキミ・ライコネンは、2001年にザウバーでF1デビュー。翌年のマクラーレン移籍を経て、2007年にフェラーリに加入。初戦となったオーストラリアGPでポールポジション・ファステストラップ・優勝とハットトリックを達成する好きスタートを切り、移籍初年度にF1ワールドチャンピオンを獲得した。しかし、2010年のフェルナンド・アロンソ加入にともなって契約を解除され、一時F1を離れ、WRC(世界ラリー選手権)とNASCARでキャリアを継続する。2年のブランクを経て、ロータスでF1復帰したキミ・ライコネンは、2012年のアブダビGP、2013年のオーストラリアGPで優勝。2014年から再びフェラーリに復帰していた。キミ・ライコネンは、前戦F1イタリアGPで285戦目のスタートを切り、これまで20勝、100回の表彰台、18回のポールポジションをマークしている。2019年に計画はまだ発表されていないが、競争力のあるシートは残っておらず、このままキミ・ライコネンはF1引退に追い込まれる可能性もある。関連:ザウバー、キミ・ライコネンとの2020年までの契約を発表!
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