フェラーリのバッテリーの使用についてライバルチームが次戦F1モナコGPで正式に異議申し立てを行うのではないかと報じられている。今シーズンの序盤からフェラーリはオイル燃焼の合法性を限界をプッシュしているとされ、先週末のF1スペインGPではヘイローミラーにあからさまに空力的な効果を狙ったウイングレットを装着して物議を醸した。
そして、次はバッテリーに疑惑の目が向けられているようだ。 Auto Motor und Sport によると、ライバルチームは次戦F1モナコGPでフェラーリのバッテリー使用について正式に異議申し立てを行うことを検討しているという。報道によると、フェラーリはセンサーをバイパスすることでバッテリーで許容されている4MJ以上のエネルギーを得ている可能性があり、それによって20馬力の利益を得ているとされている。「申し立てられた疑惑は非常に複雑なものであり、FIAのエンジニアはそれを理解するのに苦労している」と同紙は報道。フェラーリのメインのライバルであるメルセデスは、フェラーリが合法かどうかを判断することに関して、FIAがより迅速に行動することを求めている。先週末のF1スペインGPでは、ヘイローミラーが違法だと判断されたものの、レースでの使用が許可されていた。「グレーエリアがグレーのままでレースが行われれば、失われたレースになる可能性がある」とメルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダはコメント。「FIAは、モンテカルロのレースまでに未解決の問題を明確にしなければならない」