フェラーリは、F1イギリスGP決勝レースで、フェリペ・マッサが4位、キミ・ライコネンは8位だった。イギリスGPに向けて、F60をショートホイールベース化して挑んだフェラーリ。弱点であるタイヤ温度の向上を狙ってのアップデートだと思われるが、それなりの効果は示したようだ。またイギリスGPで唯一KERSを搭載したフェラーリ勢だが、ドライバーはKERSが助けになったとコメントしている。
11番手からスタートしたマッサは、スタートを含め、序盤で大きく順位をあげることに成功。そのあとは大きく崩れることもなく、4位でフィニッシュ。ライコネンも9番手スタートから1つ順位をあげ、フェラーリはダブル入賞を達成した。フェリペ・マッサ (4位)「ほとんどレースに勝ったように感じているよ! 11番手からスタートして4位でフィニッシュすることは本当に素晴らしい結果だ。期待していなかったので、二重に幸せだ。良い戦略があったし、重要な局面で最大限にプッシュした。今日、KERSは特にスタートでとても助けになったけど、マシン全体でもうまく働いていいた。チームは素晴らしい仕事をしたし、結果がそれらを物語っている。僕たちはこの方法を続けなければいけない。クルマのパフォーマンスが毎日どれくらい良くなったかを理解するのは面白いことだ。タイヤをもっとうまく働かせるには、もう少し路面温度が必要だったかもしれない」キミ・ライコネン (8位)「良いスタートが切れたけど、そのあとは常にトラフィックにはまってしまい、最大限にプッシュすることができなかった。グリッドポジション、燃料搭載量が戦略面で不利だったのは明らかだ。最初のピットストップのあと、トゥルーリの後ろだとわかった。それで僕のレースはほぼ終わってしまった。かなり近づいて彼を追い抜こうとしたけど、オーバーテイクは非常に難しかった。最後はグロックと争っていたけど、落ち着いてポジションを守ることができた。KERSのおかげだし、実際僕のペースもかなり良かった。1周目の終わりと同じ場所だし、もっと良い結果が出せたと思うので、残念だ。1ポイントには興奮しないけど、ないよりはましだ。クルマは悪くなかったし、昨日の予選よりもずっと良かった」関連:F1イギリスGP:ベッテルが優勝!レッドブルがワン・ツー!
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