フェラーリは、FOTAの要求に同意しない限り、FIAはフェラーリを2010年のF1エントリーリストに含むことはできないと主張する。2010年のF1エントリーリストは6月12日(金)にFIAによって公表されるが、そこに自動的にフェラーリが入るのではとの憶測が広がっている。これは、フェラーリが数年前に良好な商業的条件とテクニカルレギュレーションの拒否権と引き換えにF1参戦を保証することをFIAとFOMに誓約したためだ。
しかし、フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリは、フェラーリが提出したエントリーは条件付きのものであり、その条件が満たされない限り、FIAはフェラーリをエントリーさせることはできないと主張する。「フェラーリの立場は変わらない」とドメニカリは語る。「5月29日に我々はFOTAの他チームとともに条件付きでエントリーを提出した。そのエントリーと一緒に、我々はFIAに重要なコスト削減や他の要素を含む提案を提出した」「これまでのように、我々はすべての企業が受け入れられる解決策を見つけるために出来る限りのことをするつもりだ。それが不可能な場合は、FIAはフェラーリを2010年 FIA F1世界選手権のエントリーに含めることはできない」フェラーリは、先月2010年のレギュレーションの差し止め請求を行っていたが、フランスの裁判所は、フェラーリの差し止め請求には正当な理由がないと判断した棄却していた。「我々にはFIAとの合意があったが、合意にある義務は破棄されたと感じた。もはや合意は有効ではない」関連:マックス・モズレー 「フェラーリは協定を破った」
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