フェラーリは、2018年にフェルナンド・アロンソがフェラ-リに復帰するとの噂を全面否定。フェルナンド・アロンソの2018年のF1シーズの選択肢は狭まっている。フェルナンド・アロンソは、今シーズン末でマクラーレン・ホンダとの契約が終了。ホンダのF1パワーユニットの信頼性とパフォーマンス不足により、今シーズン末でチームを離れることが濃厚だと報じられている。
F1オーストリアGP後、フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長がキミ・ライコネンに対して“怠慢”だと発言したことで、フェルナンド・アロンソのフェラーリ復帰の噂が強まった。だが、セルジオ・マルキオンネは、フェルナンド・アロンソから実際にアプローチがあったことを暴露して、復帰の可能性はないと断言した。「我々はフェルスタッペンに関してレッドブルと接触したりしていなし、アロンソにも興味はない」とセルジオ・マルキオンネはコメント。「フェルナンドのフェラーリ復帰について問い合わせを受けた。だが、我々には二人の良いドライバーがいる。現時点で彼が復帰する可能性はない」フェラーリの可能性が断たれると、残る移籍候補チームは、メルセデスとなるが、F1オーストリアGPではバルテリ・ボッタスが2勝目を挙げてタイトル候補であることを証明しており、メルセデス移籍の可能性も低くなっている。メルセデスは、バルテリ・ボッタスとの契約交渉について口を閉ざしているが、ルイス・ハミルトンは近い将来にフェルナンド・アロンソとチームメイトになることはないと考えている。「僕は今のチームメイトにかなり満足しているし、今は僕の思考プロセスで考えてさえない」とルイス・ハミルトンはコメント。セルジオ・マルキオンネは、フェラーリが2018年もラインナップを変えないことを明言しているようにも思えるが、セバスチャン・ベッテルとの契約延長を考えているのは確実でと思われる一方、キミ・ライコネンの将来については不明なままとなっている。キミ・ライコネンは、現在1年契約しか結んでおらず、それは昨年のF1イギリスGPで発表された。セルジオ・マルキオンネは現行ドライバーの二人について「セバスチャンのケースについては非常に明白だ。キミとは彼が実際に何を望んでいるかについて話しておらず、私にはわからないが、セバスチャンについては彼がレース継続を望み、我々の元に残りたいのであれば、我々としては契約を更新するのみなのはきわめて明らかだ。彼次第というところだ」とコメント。「あらゆる選択肢が存在すると思う。このことについてキミと話し合いを続けるつもりだ。だが、セバスチャンが残りたいのであれば、それが彼のオプションであることは明確にしておこう」フェラーリは、キミ・ライコネンの後任としてレッドブルのダニエル・リカルドの獲得を検討していると噂されている。だが、セバスチャン・ベッテルは、誰とチームを組みかに持っている発言権を持っているとされ、レッドブル時代に決して良好な関係とは言えなかったダニエル・リカルドの獲得を容認する可能性は低いと考えられている。他にはセルジオ・ペレス、ロマン・グロージャンもキミ・ライコネンの後任候補に名前が挙げられている。フェルナンド・アロンソの2018年の選択肢は、マクラーレンがホンダとパートナーシップを継続するかメルセデスにパワーユニットを変更するかに関わらず、チームとの契約に限られてしまったように思われる。もうひとつの可能性であるルノーは、少なくとも2019年まで優勝することはないとして、アロンソの獲得を否定している。フェルナンド・アロンソは、夏休み中に2018年について決断すると語っている。