フェラーリは、2016年シーズンの開幕戦オーストラリアGPまでに進化版のパワーユニットの提供を予定している。バルセロナで行われているプレシーズンテストで、フェラーリとハースは最新のシステムを走らせている。ただ、ザウバーは2015年型であり、今年2015年型のパワーユニットを使うトロ・ロッソと同じ年式のものを搭載している。
今年、エンジン開発はいくつかのエリアがオープンになっており、メーカーはシーズンを通してのエンジンの発展により多くの自由が与えられている。月曜日のテスト開始から3月18日のメルボルンでの1回目のプラクティスまでの時間枠は短いが、フェラーリはエンジンのアップグレードを導入するとされている。ハースのチームオーナーであるジーン・ハースは「私が理解しているのは、現在、我々が走らせているエンジンパッケージはメルボルンで走らせるエンジンパッケージではないということだ」とコメント。「これはテストパッケージに近く、エンジンは少し異なってくる」プレシーズンテストで使われているエンジンはフェラーリが使用しているものと同じものかと質問されたジーン・ハースは「わからない」とコメント。「彼らは昨シーズンから多くの変更を施しており、彼らによると、それは全く新しいエンジンだ」「彼らは、異なるものをフィーチャーした異なるエンジンを搭載しているかもしれない。彼らはテストで信頼性を確認したいからね」「ほぼ全てのエンジンがちょっとしたバリエーションを持っていると想像している」「彼らが我々に望んでいることのひとつは、多くのラップを重ね、それを戻し、調査し、彼らが設計したものに問題がないかを見ることだ」潜在的なパワーユニット変更を除けば、ハースが現在走らせているVF-16のシャシーは開幕戦仕様とそれほどかけ離れていないようだ。「もちろん、シャシーはホモロゲートされているし、メルボルンで目にするものとそれほど違いはないだろう」「フロントウィングは、信頼性に問題が発生したため、少し変更になるかもしれない。だが、メルボルンではここと同じものを目にすることになると思う」
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