フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、2013年のコンストラクターズ選手権2位のためにメルセデスに反撃できると考えている。フェラーリは、F1アブダビGPでメルセデスに7ポイント上回られ、2レースを残してその差は11ポイントまで広がった。だが、ステファノ・ドメニカリは、アブダビのトラック構成とコンディションはフェラーリに向きではなかったとし、アメリカとブラジルでは競争力を発揮できると考えている。
「まだ2レースあるし、メルセデスとロータスに反撃できるとかなり自信を持っている」とステファノ・ドメニカリはコメント。「特定のコーナーでトラクションとダウンフォースが不足していることはわかっている。それを改善させるためにクルマのセットアップを管理する必要がある」「暑いコンディションで我々のクルマは効率が悪くなるので、温度も大きな代償を払ったことはわかっている」「コンディションが我々により適した場所では状況は変わるはずだ」「我々がその場所を争ために必要な全てを持っていると言えるのはそれが理由だ」ステファノ・ドメニカリは、ポジティブな展望の一番の理由として、インドGPでのメルセデスと比較したフェラーリのパフォーマンスを挙げた。F1インドGPではフェリペ・マッサが4位でフィニッシュ。フェルナンド・アロンソは、1周目の接触によりポイントを獲得できなかったが、ペースは強かった。「2週間前のインドでのパフォーマンスを見れば、我々は他と同じくらいの速さがった。レッドブルを除けばね。彼らは独自のリーグにいる」「それ以外では我々は完全にそこにいるし、我々のレースをして、2位に必要なポイントを獲得できると確信している」ステファノ・ドメニカリは、ロータスも2位争いのなかにいると警告した。ロータスは、メルセデスから37ポイント差、フェラーリから26ポイント差の4位にいる。「ロータスは過小評価してはいけない。彼らには問題があり、アブダビでは1台しかポイントを獲得できなかった」