フェラーリは、F1アブダビGPの決勝レースで、フェルナンド・アロンソが7位、フェリペ・マッサが10位だった。フェラーリがあと一歩のところでドライバーズチャンピオンを逃した。スタートで4番手に順位を落としたアロンソだが、ベッテルが優勝の場合は4位でフィニッシュすればワールドチャンピオンを獲得できた。
しかし、マーク・ウェバーがピットインしたのに反応して早めのピットインを選択。結果的にトラフィックに捕まり、7位でレースを終え、タイトル獲得はならなかった。フェルナンド・アロンソが252ポイントを獲得してドライバーズランキング2位、フェリペ・マッサが144ポイントを獲得して6位。フェラーリは、396ポイントを獲得してコンストラクターズチャンピオンシップ3位でシーズンを終えた。フェルナンド・アロンソ (7位)「シーズンの最後の瞬間にタイトルを失うことは残念だけど、それがレースだし、スポーツだ。今日はスタートから戦略まですべてがうまくいなかった。後から考えれば、すぎにピットインしない方が良かったけど、すべての事実が揃ってからそういうのは簡単なことだ。でも、簡単な決定ではなかったのは確かだ。レッドブルとそのドライバー達を祝福したい。シーズンにわたって、彼らは僕たちよりも少しエクストラな何かを持っていたし、彼らは今日いる場所に値すると思う。僕はここ数日間にわたってそう言ってきた。それでも素晴らしいシーズンだ。非常に激しい月があったし、チーム内に素晴らしい雰囲気を感じることができた。今は悲しいけど、数時間たって頭がクリアになれば僕たちが成し遂げたものを評価できるようになると思う。僕たちはそれを継ぐけなければならないし、結束して決意したままでいなければならない。来年、僕たちは勝つために今年と同じ意志で立ち向かわなければならないし、僕が素早く学んだことは、フェラーリの血でもある。僕たちはクルマを改善しなければならないし、僕たちドライバーとチームが一年で犯したすべてのミスを受け止めて、繰り返さないことを確実にしなけばならない」フェリペ・マッサ (10位)「今回のレースは本当に残念だ。僕たちはウェバーの前に出るために予定より早くピットインすることに決めたけど、そうすることができなかったし、そのあと僕とフェルナンドの二人ともほぼレースの全体でトラフィックにスタックしてしまった。残念ながら僕たちの前のクルマはストレートで非常に早く、オーバーテイクは不可能だった。このような素晴らしい会場でオーバーテイクがこれほど難しいのは残念なことだ。僕にとって素晴らしいシーズンではなかったのは確かだ。もっと多くのことを得られると期待していた。これから来シーズンに出来るだけうまく準備するために気持ちを切り替える必要がある。僕たちはミスをしたし、それを繰り返してはいけない。早くも来週新しいタイヤでの二日間のテストがある。どのような挙動をするか興味があるね」関連:・フェルナンド・アロンソ、フェラーリのピット戦略を責めず・F1アブダビGP:セバスチャン・ベッテル優勝でワールドチャンピオン!・2010年 F1ポイントランキング
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