FIA フォーミュラ2選手権のプレシーズンテストが2024年型新車とともにサキールで開始。トヨタGRカラーのロダン・モータースポーツ6号車をお披露目した宮田莉朋は8番手タイムだった。デニス・ハウガー(MPモータースポーツ)が1分53秒175を記録し、雨に見舞われた最初のテストセッションでトップタイムを記録。ゼイン・マロニー(ロダン・モータースポーツ)が0.176秒差で続き、ビクター・マルタンス(ARTグランプリ)がトップ3入りした。
雨空の下、投光照明の下でフォーミュラ2の新時代が幕を開けた。ファン・マヌエル・コレア(DAMSルーカスオイル)の8号車で最初にコースイン。インスタレーションラップの後も走行を重ねたが、最初の赤旗が振られ、序盤の走行は中断された。テイラー・バーナード(PHM AIXレーシング)が30分弱の走行中にターン4でストップしたため、セッションは一時中断された。デニス・ハウガー(MPモータースポーツ)がピレリのウェットタイヤで1分53秒720を記録してトップ、ザック・オサリバンが0.187秒遅れの2番手で続いた。続いてビクター・マルタンスがトップタイムをマークしたが、ハウガーはすぐに反応してアドバンテージを取り戻し、1分53秒175を記録した。コースが乾き始めた頃、中盤を前に集中豪雨に見舞われ、大雨のなか全ドライバーがガレージに戻った。終盤に入り、何人かのドライバーがトラックに戻り、路面は徐々にではあるが確実に乾いていったが、ラップタイムの大幅な向上は見られなかった。セッションが最後の30分に入ると、アントネッリ(プレマ・レーシング)が自己最速を更新して3番手となり、ロダン・モータースポーツのゼイン・マロニーは4番手となった。バルバドス人ドライバーは次のファステストラップでさらに速く、ハウガーに0.176秒差まで迫り、2番手に浮上した。残り11分、セッション終盤のターン10でマルタンスがストップしたため、この日2度目の赤旗が提示された。最後のひと暴れには時間は十分にあったが、チェッカーフラッグが振られた時点でハウガーの序盤のタイムが破られることはなかった。宮田莉朋(ロダン・モータースポーツ)は8番手タイム。GRのロゴがサイドポッドとリアウイングに入り、トヨタがWECやWRCで採用するブラックのカラーリングが施された6号車は、まるでトヨタがフォーミュラ2に参戦しているような存在感だ。2024年 FIA フォーミュラ2選手権 プレシーズンテスト1日目PositionDriverTeamTimeLaps1デニス・ハウガーMP Motorsport1:53.175172ゼイン・マロニーRodin Motorsport1:53.351153ビクター・マルタンスART Grand Prix1:53.367134アンドレア・キミ・アントネッリPREMA Racing1:53.511245ジャック・クロフォードDAMS Lucas Oil1:53.865146ザック・オサリバンART Grand Prix1:53.907177ファン・マヌエル・コレアDAMS Lucas Oil1:54.015148宮田莉朋Rodin Motorsport1:54.185179オリバー・ベアマンPREMA Racing1:54.4431010フランコ・コラピントMP Motorsport1:54.5341411ポール・アロンHitech Pulse-Eight1:54.535712エンツォ・フィッチパルディVan Amersfoort Racing1:54.5911213アイザック・ハジャーCampos Racing1:54.6501814リチャード・フェルシュホーTrident1:54.6801715テイラー・バーナードPHM AIX Racing1:54.7071216ラファエル・ヴィラゴメスVan Amersfoort Racing1:54.8321817ロマン・スタニェクTrident1:55.3131118アマウリー・コーディールHitech Pulse-Eight1:56.844919ジョシュア・デュルクセンPHM AIX Racing1:56.2771920ジョゼップ・マリア・マルティCampos Racing1:56.827521ガブリエル・ボルトレトInvicta Racing1:58.760422クッシュ・マイニInvicta Racing-12
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