2026年F1シーズンに向けた最初のプレシーズンテストが1月26日、バルセロナ・カタロニア・サーキットで幕を開けた。非公開で行われる5日間テストの初日は、6チームがコースインし、新世代マシンの本格的な走行が始まった。初日の朝9時にグリーンライトが点灯すると、メルセデスとアルピーヌがいち早く走行を開始。メルセデスはアンドレア・キミ・アントネッリ、アルピーヌはフランコ・コラピントがステアリングを握り、2026年型マシンの初期チェックに入った。
その後、アウディとレーシングブルズも走行を開始し、午前中には最大4台が同時にコース上を走行。9時41分の時点では、コースに出た4台のうち、アンドレア・キミ・アントネッリのみが計測ラップを完了し、1分31秒772を記録していた。10時15分には、ハースF1チームが今季初走行を開始し、エステバン・オコンがステアリングを握ってコースに登場。これにより、初日から走行するチームはさらに増える形となった。その後も走行が進み、10時32分時点では、ソフトタイヤを装着したアントネッリが1分22秒352で最速タイムをマーク。周回数も24周と、この時点で最多を記録している。この時点でのタイム順は、アントネッリに続いて、エステバン・オコン(ハースF1チーム)が1分30秒786で2番手、バルテリ・ボッタス(キャデラック)が1分31秒853、リアム・ローソン(レーシングブルズ)が1分33秒884で続いており、これ以外のドライバーはまだ計測ラップを記録していない。また、キャデラックとレッドブル・レーシングも初日に走行する計画を明らかにしており、キャデラックは事前のシェイクダウンを経ての本格テスト投入、レッドブル・レーシングにとっては2026年型マシンの初走行となる。一方、この初日は走行を見送るチームも多い。アストンマーティン、マクラーレン、フェラーリは初日の走行を予定しておらず、ウィリアムズは車両準備の遅れにより、今回のバルセロナテスト自体を欠席する。2026年は大幅なレギュレーション変更が導入される年となる。各チームは信頼性の確認と基礎データの収集を最優先に、バルセロナでの5日間を慎重に使っていく構えだ。新時代F1の勢力図を占う最初の重要なテストが、静かにスタートした。