2022年のF1世界選手権では、予選Q3に進出したドライバーが決勝でQ2でタイムを記録したタイヤでスタートしなければならないというルールが廃止され、トップ10ドライバーも自由にコンパウンドを選択できるようにルールが変更される。2014年以降に導入された“Q2タイヤルール”は上位グリッドのドライバーが不利なタイヤでスタートし、下位グリッドに戦略的なアドバンテージをもたらしてでショーを改善することが目的とされた。
しかし、実際にはライバルよりも硬いコンパウンドでQ3に進出できたドライバーに戦略的なアドバンテージが生じ、柔らかいいタイヤでカットオフぎりぎりでQ3に進出したドライバーはグリッドが上位でも不利な立場に陥るという状況が生まれた。その結果、昨年、Q2タイヤルールを廃止し、今シーズン以降は、グリッド全体に選択の自由を与えることについての議論につながった。Motorsport.comのイタリア語版によると、このルール変更はすでに承認されているという。「戦略諮問委員会の最後のセッションでは、重要な規制の変更が議論され、承認された。グリッドの上位10人のドライバーは、スタート時にQ2のタイムを設定するために使用されたタイヤのセットで列することを強制されなくなる」「チームは、スタートに最も適したコンパウンドを自由に選択できる」「この規則は2022年シーズンの初めに施行される新しい競技規則に入る」これはマクラーレンにとって朗報であり、F1チーム代表のアンドレアス・ザイドルは、昨年のレースでQ2タイヤルールのファンではないことを公言している。。「我々の観点から、常にこのルールを廃止することを推進してきた」とアンドレアス・ザイドルは議論の時に語った。「それはスポーツの観点からは正しいことだ」F1マネージングディレクターのロス・ブラウンはこの呼びかけを支持した。「Q2のレースタイヤの不幸な点の1つは、非常に速い人はQ2に必要なタイヤを簡単に選択できるため、彼らがさらに有利になることだ」とロス・ブラウンは語った。「それはわずかに反対の効果をもたらしたと主張したい。それを廃止することは大きな問題ではないと思う」「Q2レースタイヤがまだレースにとって全体的に良いか悪いかに関わらず、我々が将来にむけて廃止を見据えているのは確かだ」
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