F1 | 「標準ギアボックスの導入は議論から外れたわけではない」

2021年のF1世界選手権では、燃料ポンプやホイールリムなどがコスト削減のために標準パーツとして導入される。パット・シモンズは、2021年のF1レギュレーションで標準化をさらに進めたいと考えており、チームはすでに一部の分野でスタンスを変え始めていると述べた。「2021年のレギュレーションで失望したことのひとつは、ロスがそこまでそれを活用しなかったことだ。2017年に調査した際、我々はそれができると思っていた」とパット・シモンズはコメント。「我々は標準ギアボックスを採用するために非常に大きな運動を行い、多くの人々がそのために多くの仕事をしてきた。だが、最終的にチームは実際にそれに反対し、我々は少しそこから譲歩しなければならないと感じた」「そして、興味深いことに、それが起こってからわずか7～8か月ですでにシーンは変化しており、今では反対者の中に『あれは悪イアイデアではなかったかもしれない』と言っている者もいる。だから、議論から外れてはいない。いくつかのことは戻ってくるだろう」パット・シモンズは、最近の標準化を推進したことから得られたポジティブなことのひとつは、F1チームがパーツの設計に協力的だったことだと語る。元ルノー、ベネトン、ウィリアムズで技術代表を務めていたパット・シモンズは、それがF1が次世代のパワーユニット規則のよな将来の技術変更を概説するときの先例になることを期待している。「我々はいくつかのパーツを標準化し、実際にそれらのパツの設計においてチームと協力してきた。例えば、ホイールハブ、ホイールナット、ホイールはすべて2021年に標準化される。だが、それらはチームの協力のものとで設計されたものだ」とパット・シモンズは語る。「それが自動車産業で起こっていることだ。我々は多くのクロスプラットフォームを共有している」「我々の次の大きなプロジェクトは、2025-2026年のパワーユニットだ。我々がやろうとしているのは、同じようなことができるかどうかを確認することだ」「おそらくF1内、私の組織内には、空力に関して起こったのと同じようなグループをまとめられるとは思わない。非常に異なることだからね「しかし、いくつかのパワーユニットメーカーは、特定の分野で何らかの共同研究を行えるかについて話をしている。そして、答えはイエスだ」「F1レギュレーションだけでなく、おそらくもっと重要なことに対する人々の考え方に目覚ましい変化がみられている」