F1シュタイアーマルクGP 決勝のハイライト動画。6月26日(日)にオーストリアのレッドブル・リンクで2021年 F1世界選手権 第8戦 F1シュタイアーマルクGPの決勝レースが行われた。雨も予報された日曜日だが、天候は晴れ。気温26度、路面温度54度のドライコンディションで71周のレースはスタート。舞台となるレッドブルリンクは、その名の通り、レッドブルが所有するサーキット。美しい山間部にある2本のメインストレートと大半が鋭いコーナーで構成される。
優勝はポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。スタートでリードを守ったフェルスタッペンは終始3秒程度のリードを保ってレースをコントロール。1回のみのピットストップも難なくこなし、レッドブルのホームレースをポール・トゥ・ウィンで前戦F1フランスGPに続く2連勝。今季4勝目、通算14勝目を挙げてチャンピオンシップのリードを広げた。レッドブル・レーシングにとっても2014年にハイブリッド時代に入ってから4連勝は初。ホンダF1としては、マクラーレン・ホンダのアイルトン・セナが開幕4連勝した1991年以来、30年ぶりの記録となった。2位はメルセデスF1のルイス・ハミルトン。マックス・フェルスタッペンとの3秒差を縮めることできず、逆にタイヤに苦しみ52周目にはポジションキープに切り替えた。ファイナルラップでファステストラップを狙ってピットインし、追加の1ポイントを獲得した。3位はメルセデスF1のバルテリ・ボッタス。4位はレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレス。前半を3番手でレースを進めたセルジオ・ペレスだったが、ピトストップで4.8秒とタイムをロス。ボッタスに先行を許す。同じタイヤではオーバーテイクできないと判断したチームは55周目に2度目のピットイン。20秒以上あった差をボッタスよりも2秒速いペースで追いかけるが、0.527秒届かなかった。トップ4以下は周回遅れ。ランド・ノリス(マクラーレン)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)までが入賞。角田は今季3回目のポイント獲得。