2025年F1 バーレーンGPのフリー走行2回目で11番手以下だったドライバーのコメント。5月16日(金)にイモラ・サーキットで2025年のF1世界選手権 第7戦 エミリア・ロマーニャGPのフリープラクティスが行われた。フェラーリのルイス・ハミルトンは序盤こそ感触の良さを見せたが、午後は一転して苦戦。11番手にとどまった。一方で新人オリバー・ベアマンや復帰戦のフランコ・コラピントは堅実な走りでチームに貢献。
下位勢ではヒュルケンベルグやオコンがさらなるセットアップ改善を誓っている。11番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)「FP1の感触は悪くなかった。バランスも取れていて、FP2に向けて大きな変更は必要なかったんだけど、午後のセッションはなかなか思うようにいかなかった。コンディションの変化もあって、一貫性を出すのが難しかったね。とはいえ、予定していたプログラムはすべて完了したし、ロングランも走りきれた。今夜は集めたデータをじっくり見て、明日に備えるよ」12番手:オリバー・ベアマン(ハース)「全体としてポジティブな一日だったと思う。今回イモラに新しいアップデートを持ち込んだけど、FP1はその確認にあてて、シミュレーションと実際の挙動がどう合っているかを見ていた。午後はもう少しパフォーマンスを引き出せたし、個人的には満足しているよ。改善が見られた部分に自信も持てたし、今夜はトップスピードとダウンフォースのバランス調整が課題になりそうだ。風の影響もあるから慎重に判断したいけど、今のところ手応えはある」13番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)「またF1マシンでグランプリ週末を走れるのは本当にうれしいよ。今日1日で少しずつクルマに慣れてきて、セッティングにも手応えが出てきた。ただ、まだやるべきことはたくさんあるし、覚えることも多い。終盤には少しずつ競争力も出てきたから、ここから積み上げていきたいね。ピエールのクルマが好調なぶん、自分たちにもチャンスはあるはず。予選はトラフィックの処理が難しいだろうから、Q1から集中しないとね。今日得たデータをしっかり活かして、明日もう一歩前進したい」14番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「今日は新しいパッケージの理解に専念したよ。ランスのマシンにアップデートが入っていたから、僕は旧仕様でコンスタントに走ってフィードバックを集めていた。イモラは交通処理がかなりシビアだし、明日の予選ではそこもカギになる。今夜は両マシンのデータを突き合わせて、最適な方向性を見極めたい」15番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)「FP1は悪くなかった。課題は見えていたから、FP2では色々試して、僕とチームメイトで違う方向のセットアップを試したんだ。おかげでマシンの理解は進んだから、そこは大きな収穫だった。明日、それをどう活かせるかが重要だね。Q3進出を目指しているけど、まだパフォーマンスの全体像はつかみにくい。ただ、チーム側は一歩前進できたように見えるから、自分もそれに続きたい。ソフトタイヤの感触も悪くないし、今のところはスムーズに進んでいるよ」16番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)「1日を通してクルマの感触は悪くなかったよ。ロングランでもペースは良かったし、限界を探りながらもしっかり攻めることができた。ただ、ミスは小さくても許されないサーキットだから、午前中にちょっとしたスナップがあって、そこで軽く壁に接触してしまった。幸いダメージは軽微だったし、メカニックたちがすぐに直してくれたおかげで、午後も問題なく走れた。感触は良かったし、データもしっかり取れたから、明日につながる走行だったと思う」17番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)「新しいパーツを試した初日だったから、今日はまずクルマの挙動を確認するのがメインだった。走りながらいろいろなことを学んだし、今夜データを見直してセットアップをどう改善できるかを考えていく。明日はまた仕切り直して、攻めていきたい」18番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)「今日はシングルラップでうまくまとめきれなかった。自分のミスもあったし、路面のグリップが低い状態ではC6コンパウンドをうまく使いこなすのが難しかった。だけど、ロングランに入ってからはマシンのバランスも悪くなくて、感触は良かった。この2セッションで何をすべきか、自分の中でかなり明確になったし、明日の予選と決勝に向けてやるべきことは分かっている。それに、やっぱりここは特別なレースだ。FP1の最初のラップでファンがスタンドに詰めかけてるのを見たときは、本当に感動したよ。ものすごいエネルギーをもらえるし、バイザーを下ろせば集中モードに入れる。今日、声援を送ってくれたすべての人に感謝したいし、週末を通してその後押しを力に変えたい」19番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)「今日の金曜走行は全体として順調だった。計画していたプログラムを問題なく消化できたし、バランス的にもある程度の手応えはある。とはいえ、パフォーマンス面ではまだ改善の余地がある。イモラのようなテクニカルでコンパクトなサーキットでは、細かい調整がそのまま結果につながるから、今夜はしっかりデータを見直して、明日の予選でひとつでも上のポジションを狙いたい」20番手:エステバン・オコン(ハース)「今日はかなり苦しい一日だった。フロントの挙動にずっと悩まされていて、いろいろ確認したけど明確な答えはまだ見えていない。明日に向けてこのままではいけないから、今夜はチーム全体で状況を洗い出していく。新しいC6タイヤは、1ラップの感触としては悪くなかったし、ロングランに関してはまだ誰も本格的に使い込めていないから、本番でどんな特性を見せるかも気になるところだ。とにかく、今は原因を突き止めて立て直すことに集中したい」
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