オスカー・ピアストリは、ザントフォールトで行われたF1オランダGP予選でポールポジションを獲得した。セッション中にはコース上にキツネが出現するという珍しい場面もあった。フェラーリのシャルル・ルクレールがQ2で無線に「ターン10の進入にキツネがいた。エスケープロードに出て行ったようだ」と報告。動物は無事にコース外に走り去ったが、過去にもシンガポールでトカゲ、カナダでグラウンドホッグなど、レース中に動物が出現した例がある。
カナダGPではルイス・ハミルトンがグラウンドホッグと接触してしまい、今季のイモラではピエール・ガスリーがウサギを轢いてしまった。昨年もマックス・フェルスタッペンがカナダでグラウンドホッグを避けるシーンがあった。予選中にキツネがコースを横切る場面が映し出された週末を通して速さを見せていたランド・ノリスだったが、最終局面でピアストリにわずかに及ばず、2番手に甘んじた。フェルスタッペンは母国GPで3番手。フェラーリ勢はルクレールが6番手、ルイス・ハミルトンが7番手で続いた。メルセデスのジョージ・ラッセルは5番手、ルーキーのアイザック・ハジャーが見事4番手に入り込んだ。ピアストリはQ3で最初のセクターを今週末初めてノリスより速くまとめ、力強い走りでライバルを抑え込んだ。フェルスタッペンはQ2でノリスのスロー走行に遭遇し、「マクラーレンの動きは危険だ。ふざけるな」と無線で激怒。しかしスチュワードは訴えを退けた。ピアストリがポール、ノリスが2番手、フェルスタッペンが3番手を獲得ノリスはQ2で1分08秒874を記録し、ザントフォールトのサーキットにおける最速ラップを更新。フェルスタッペンを0.2秒引き離す圧巻のタイムだったが、最終局面でピアストリに逆転を許した。一方、アストンマーティンのランス・ストロールは週末を通じて苦難が続いた。金曜フリー走行での大クラッシュに続き、予選Q1でもターン13で芝生に片輪を落としてスピン。グラベルに突っ込み「ふざけるな」と無線で叫びながらピットに戻ったが、マシンに大きなダメージを負い、早々に姿を消した。
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