2022年のF1ドライバーラインナップがほぼ出揃い、残りはアルファロメオの1シートのみとなった。F1ロシアGPに先立ち、ハースF1チームは2022年もミック・シューマッハとニキータ・マゼピンのランナップを継続することを発表。これでアルファロメオの1シート以外、9チームの2022年のF1ドライバーラインナップが正式に確定した。
これまでの報道によると、2022年のアルファロメオF1のバルテリ・ボッタスのチームメイトの選択肢はほぼ絞られていると考えられている。若手ドライバーになるのは間違いないようだ。アルファロメオF1は、母体となるザウバーのジュニアチームに所属する18歳のテオ・プルシェールを2022年はリザーブドライバーでF1の環境を学ばせて、できれば2023年にF1デビューさせたいと考えている。そのため、2022年は繋ぎの1年ということになる。候補は38億円のスポンサーパッケージをまとめていると噂される中国人ドライバーの周冠宇と現行ドライバーのアントニオ・ジョビナッツィ。さらには周冠宇と同じアルピーヌのジュニアドライバーで現在FIA-F2でランキングトップのオスカー・ピアストリの名前も挙がっている。当然、テオ・プルシェールの状況を踏まえてアルファロメオF1は1年契約を望んでいるが、誰も1年でシートを喪失することを分かって契約することは望まないはずだ。したがって、周冠宇、アントニオ・ジョビナッツィ、オスカー・ピアストリの誰かが妥協をするか、もしくはチームがテオ・プルシェールを思い切ってデビューさせるかという状況になっていると考えられている。また、仮に最有力候補とされる周冠宇と契約するにしても、少なくともオスカー・ピアストリを倒してもらわなければ、“金で選んだ”と判断される。そのため、アルファロメオは残り3大会のFIA-F2の状況を見守っていくことになると考えられる。2022年 F1ドライバーラインアップメルセデスF1- ルイス・ハミルトン- ジョージ・ラッセルフェラーリ- シャルル・ルクレール- カルロス・サインツレッドブル- マックス・フェルスタッペン- セルジオ・ペレスアルピーヌ- フェルナンド・アロンソ- エステバン・オコンマクラーレン- ダニエル・リカルド- ランド・ノリスアルファタウリ・ホンダ- ピエール・ガスリー- 角田裕毅アストンマーティン- セバスチャン・ベッテル- ランス・ストロールアルファロメオ- バルテリ・ボッタス- TBAハース- ミック・シューマッハ- ニキータ・マゼピンウィリアムズ- アレクサンダー・アルボン- ニコラス・ラティフィ