2021年のF1世界選手権に参戦するドライバーがほぼ出揃い、残るはメルセデスF1とルイス・ハミルトンとの契約のみとなった。レッドブル・ホンダF1は12月18日(水)、2021年のマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてアレクサンダー・アルボンに代えて今年までレーシング・ポイントに所属をしていたセルジオ・ペレスの起用を発表。アルボンはテスト兼リザーブドライバーとしてチームに残る。
これにより、2021年で確定していないのは、現在、ルイス・ハミルトンが座っているメルセデス1つのシートだけとなった。だが、メルセデスF1が7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンと契約を延長するのは規定路線であり、タイミングだけの問題だ。すでにネックとされていた2つの問題は解決している。1つは金銭面だが、英国の化学企業であるイネオスが出資比率を33%まで増加して資金を投入。2022年から給与上限が導入されるが、少なくとも1年はハミルトンへの給与の支払いに問題はなくなった。2つ目はF1チーム代表のトト・ヴォルフの去就だったが、ヴォルフも株式の保有比率を33%に上げるとともに、今後3年間はチーム代表のポジションを継続することが発表されている。トト・ヴォルフはルイス・ハミルトンとの契約について“プレシーズンテスト前夜”まで時間的な余裕があると示唆している。2021年のF1ドライバー移籍市場は開幕前から大きな動きをみせた。フェラーリF1がセバスチャン・ベッテルの今シーズン限りの放出を決定。後任として2021年から現マクラーレンF1のカルロス・サインツを獲得したことを発表。それをきっかけに玉突き移籍が起こった。マクラーレンF1のカルロス・サインツの抜けたシートには、現ルノーF1のダニエル・リカルドの移籍が決定。そして、ルノーF1の空席には2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソが復帰することが決定。その時点で今季ドライバーの1人がグリッドから追い出されることが決まった。セバスチャン・ベッテルの加入によってレーシング・ポイントを放出されたセルジオ・ペレスは、レッドブル・ホンダへの移籍が決定。結果的に上位チームであぶれたのはアレクサンダー・アルボンということになった。また、アルファタウリ・ホンダF1は、ダニール・クビアトに代えて角田裕毅の起用を決定。7年ぶりに日本人F1ドライバーが誕生する。移籍するドライバー4名のドライバーの移籍が決定している。4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルはフェラーリからアストンマーティンに移籍。マクラーレンのカルロス・サインツがフェラーリ、ルノーのダニエル・リカルドがマクラーレンに移籍し、ルノーの空席には2回のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソが復帰。レーシング・ポイントのセルジオ・ペレスはレッドブル・ホンダへと移籍する。ルーキードライバーハースF1のミック・シューマッハとニキータ・マゼピン、アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅と3名のドライバーがルーキーとしてF1に参戦することになる。F1グリッドを去るドライバー今季までハースF1のドライバーを務めたケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャン、アルファタウリのダニール・クビアト、そして、アレクサンダー・アルボンF1グリッドを去ることになった。メルセデスF1- TBA(ルイス・ハミルトン)- バルテリ・ボッタスフェラーリ- シャルル・ルクレール- カルロス・サインツレッドブル- マックス・フェルスタッペン- セルジオ・ペレスアルピーヌ(ルノー)- フェルナンド・アロンソ- エステバン・オコンマクラーレン- ダニエル・リカルド- ランド・ノリスアルファタウリ・ホンダ- ピエール・ガスリー- 角田裕毅アストンマーティン(レーシング・ポイント)- セバスチャン・ベッテル- ランス・ストロールアルファロメオ- キミ・ライコネン- アントニオ・ジョビナッツィハース- ミック・シューマッハ- ニキータ・マゼピンウィリアムズ- ジョージ・ラッセル- ニコラス・ラティフィ
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