2019年のF1世界選手権 第19戦 アメリカGPのフリー走行が11月1日(金)にオースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた。多くのドライバーが、サーキット・オブ・ジ・アメリカズの路面のバンプに苦戦。上位勢は苦言を述べているが、11番手以下のドライバーは、どちらかと言うとサーキットの特性として受け入れているようだ。
11番手:ダニエル・リカルド(ルノー)「今朝のセッションはかなりスムーズだったけど、午後は他の人たちが少しペースを見つけていたようだ。僕たちはそれほど離されてはいないし、もう少しポテンシャルがあると確信している。改善できるエリアを見つけられるように全力を尽くすけど、それは細かいものになると思う。ここでまたドライブできてうれしい。素晴らしいトラックだ。とても寒いけどね! 確かに、今日はみんながバンプについて話しているけど、こういうものだと思う。完全にスムーズな路面より僕はこういう方が好みだ。楽しめる要素が増えるし、チャレンジも増えるからね」 12番手:ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)「いつも通り予定していたプログラムを行い、望んでいたラップ数を走行することができた。いくつかのコーナーでまだ改善できるので、まだ向上が見込めるはずだ」13番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)「ロングランの感触は良かったのは確かだけど、軽い燃料での走行はリズムを掴むのが難しかった。そこのバランスを見い出せることを願っているけど、全体的なベースラインはそれほど悪くない。ミッドフィールドは今回も速くてタイトになりそうだし、すべてを引き出して、全力を尽くすことが重要だ。このトラックはかなりバンピーだけど、年々ひどくなっているように思う。でも、それがキャラクターを生み出していると思うし、面白さも生まれている。オースティンのチャレンジのひとつだし、僕たちはそれに対応しないといけない」 14番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「昨年よりさらにバンプが酷くなっていて、トリッキーな1日だった。簡単にフロントホイールを取られてしまって、小さなロックアップを起こしてしまう。でも、1日を終えて、明日にむけてプッシュする方向性が得られた。ペース的にはまずまずだけど、とても拮抗しているので、ラップをまとめることが重要だ。どうなるか見てみるけど、僕たちにはもう少しやるべき仕事がある」15番手:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)「今日は路面コンディションがかなり酷かったし、バンプに問題を抱えている人もかなりいた。僕はクルマのバランスに苦戦していたので、明日にむけてそこを改善する必要がある。今日はランスの方がずっと強かった。ワンラップだけでなく、ロングランでもね。だから、明日はもっと速く走れるようにして、Q3を争いたい。最も重要なのはレースペースを改善することだ。ポイントが与えられるのはレースだからね」16番手:キミ・ライコネン(アルファロメオ)「週末の始め方としては悪くなかった。過去数日間ほど寒くなかったし、結局のところ全員が同じ条件だ。最初の2セッションを終えて、全体的に感触はいい。ラップタイムは僕たちが望んでいるものではないことは確かだけど、本当の順位がわかるのは明日だ」17番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)「FP1はまずまずだった。FP2でテストする大きなプログラムがあるとわかっていたので、FP1はすぐに仕事を開始したんだ。インストールラップはせず、転換もせず、そのまますぐに走行を開始した。FP1ではクルマのバランスについて情報を得たかった。FP2では様々な空力テストを行った。相関を得て、もちろん、空力についてもっと理解しようとしていた。だからタイムについては気にしていない。FP1の流れを見て、燃料を減らすとかそういうのはしていない。ペース的にはFP1の方が参考になると思う。おそらくトップ10のすぐ外のあたりだ。もう少し見出だして、トップ10に入れたらいいね。非常にタイトなので、明日はそこをしっかり仕上げなければならな」18番手:ロマン・グロージャン(ハース)「FP1はいい感じだった。クルマに多くのグリップがあるように感じられたのは、昨日NASCARをドライブしてF1に戻ったからかもしれない。まあ、今はグリップが得られている。良いセッションだったし、満足できた。FP2では少しクルマに変更を加えたけど、後から考えれば、あまり良くなかったのかもしれない。コース上はバンプが多くて困難な状態あdけど、クールでもある。FP1のポジティブな面に目を向けよう。当然ながら、レースシミュレーションはできなかったけど、ケビンのしてくれた仕事を信頼してそれをクルマに適用するつもりだ」 19番手:ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)「僕たちのペースはチームが予想していた通りだったけど、このサーキットでのドライビングは本当に楽しい。素晴らしい流れがあって、とても速い。路面コンディションはパンピーだったけど、ラップにそれほど妥協を強いるものではない。理想的ではないけど、このサーキットの特徴になっているし、週末を通して走り込むのが楽しみだ」20番手:ロバート・クビサ(ウィリアムズ)「今日のコンディションはかなり極端だった。バンプはシャシーに大きな影響を与えるというより、むしろ高いところから落ちるみたいな感じだった。僕たちは来年のピレリタイヤの作業に集中し、ドライバビリティや空力の影響を評価した。COTAを走るのは初めてだったけど、ここでF1マシンをドライブするのは最高の気分だ。グランプリカレンダーの新世代コースの中でもベストなひとつだ」