2018年のF1世界選手権に参戦する各チームのドライバー・ラインナップが出揃った。ウィリアムズは16日(火)、引退したフェリペ・マッサの後任としてロシア出身のセルゲイ・シロトキンを起用するとともにランス・ストロールの続投を正式発表。2018年のF1世界選手権に参戦する20名のドライバーがようやく確定した。
2017年はルイス・ハミルトンがドライバー選手権、メルセデスがコンストラクターズ選手権を制した。2018年は大きなレギュレーション変更はないため、今年のようにメルセデス、フェラーリ、レッドブルが接戦を繰り広げることが予想される。チャンピオンチームのメルセデスは、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスを継続。現状、ハミルトンは2018年末、バルテリ・ボッタスも1年契約のみとなっており、2019年のドライバー変更の可能性を残して新シーズンを迎える。フェラーリは、セバスチャン・ベッテルと2019年まで契約を延長。1年契約を更新したキミ・ライコネンとのコンビが4年目のシーズンを迎える。レッドブルは、マックス・フェルスタッペンが2020年まで契約を延長。ダニエル・リカルドは2018年末までの契約となっている。レッドブルは2018年限りでルノーのパワーユニットを失い、2019年からホンダのエンジンを積むと報じられている。シーズン序盤のレッドブルの成績、そして、ホンダのエンジンのパフォーマンスが2019年以降を決定づけることが予想される。フォース・インディアはセルジオ・ペレスとエステバン・オコン、ハースはロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンのコンピが2年目を迎える。ホンダとのパートナーシップを解消し、2018年からルノーのエンジンを搭載するマクラーレンは、フェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンの残留が決定。同ラインアップでの2シーズン目となる。ルノーは、トロ・ロッソからカルロス・サインツを1年間のローン移籍で獲得。F1アメリカGPからすでに移籍は行われており、ニコ・ヒュルケンベルグとの体制で初のフルシーズンを迎える。2018年からホンダのエンジンを搭載するトロ・ロッソは、今シーズンを開始したカルロス・サインツはルノー移籍、ダニール・クビアトは解雇とシーズン中にドライバーが変更になった。2018年はその後ドライバーを務めたピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーが続投する。新たにアルファロメオをタイトルスポンサーに迎えるザウバーは、フェラーリの育成ドライバーであるシャルル・ルクレールの起用とマーカス・エリクソンの残留を発表している。2018年はセルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)とシャルル・ルクレール(ザウバー)がF1デビュー。トロ・ロッソのピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーにとってはF1フル参戦となる。昨年レースドライバーを務めたなかでは、ダニール・クビアトがフェラーリの開発ドライバーに就任。引退したフェリペ・マッサ、シーズン途中までルノーで走ったジョリオン・パーマー、ザウバーのドライバーを務めていたパスカル・ウェーレインがグリッドから姿を消す。また、2011年のラリーでの怪我によりF1から遠ざかっていたロバート・クビサがウィリアムズのリザーブドライバーに就任。テストや金曜フリー走行で走ることが発表されている。2018年 F1ドライバーメルセデス44 ルイス・ハミルトン77 バルテリ・ボッタスフェラーリ5 セバスチャン・ベッテル7 キミ・ライコネンレッドブル3 ダニエル・リカルド33 マックス・フェルスタッペンマクラーレン14 フェルナンド・アロンソ2 ストフェル・バンドーンルノー27 ニコ・ヒュルケンベルグ55 カルロス・サインツフォース・インディア11 セルジオ・ペレス31 エステバン・オコンウィリアムズ18 ランス・ストロール  セルゲイ・シロトキントロ・ロッソ10 ピエール・ガスリー27 ブレンドン・ハートレーハース8 ロマン・グロージャン20 ケビン・マグヌッセンザウバー9  マーカス・エリクソン16 シャルル・ルクレール
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