アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは、先週末のF1エミリア・ロマーニャGPでシャルル・ルクレール(フェラーリ)をアウトサイドから豪快にオーバーテイクできたのは、ルクレールが愚かなことはしないドライバーだと信頼していたからだと語る。ダニール・クビアトは、終盤のセーフティカー中にソフトタイヤに交換。見事なリスタートを決め、わずか半周で7番手から4番手に浮上した。
最初のシケインまでにセルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)とアレクサンダー・アルボン(レッドブル)をオーバーテイクしたダニール・クビアトは、ピラテッラでシャルル・ルクレールを仕留めた。リスタートの秘訣について質問されたダニール・クビアトは、躊躇せずに仕掛けられることを分かっていたことを挙げた。「ハードタイヤを履いている人たちよりもウォームアップのアドバンテージがあることは分かっていたので、すぐにそれを生かさなければならなかった。そうしないと、彼らのタイヤがウォームアップしてしまうからね」とダニール・クビアトは説明した。「だから、基本的に最終コーナーからできるだけうまく立ち上がって、良いスリップストリームを得ようとしていた」「セルジオがどこへ行くべきか少し躊躇って右に行った。それで『オーケー、アレックスのマシンからもっとスリップストリームを得て左に行ってみよう』と思った」「あのスピードでは大きな犠牲を払う可能性がとても大きかったので、彼が変な動きをしないことを願ていた。非常にタイトでスペースもあまりなかったけど、ターン1へのブレーキングはうまくいった」ダニール・クビアトは、セルジオ・ペレスとアレクサンダー・アルボンを攻略した後、タイヤのアドバンテージを生かすためにはすぐに攻撃しなければならないことが分かっていたので、ルクレールを抜きにいった。高速コーナーのピラテッラはオーバーテイクする場所としては用いられていないが、ダニール・クビアトはトサからの登りでフェラーリのスリップストリームを得たことでできたチャンスを無駄にすることはできなかったと語った。「少し閃きが必要なときもある」とシャルル・ルクレールへのオーバーテイクについてダニール・クビアトは語った。「彼(ルクレール)はタイヤが冷えていて、僕ほど自信がないことを知っていた。『彼がどう反応するか見てみよう』と思った」「トサをうまく立ち上がることができた。できるだけうまく立ち上がって準備しようとしていたし、トラクションは良かった」「少しブーストを使って、良いスリップストリームを使うことができた。とても短いスリップストリームだったけど、良いものだった。そのあと彼より少しブレーキを遅らせようと試みた。彼が僕より早くブレーキをかけているのを見て、インサイドに十分にスペースを残しておけば行けると思った。まさにそれが起こっただ。また、この種のことにおいて、特定のドライバーに関しては少し信頼することができる」シャルル・ルクレールを抜いたことで、ダニール・クビアトは、次ダニエル・リカルド(ルノー)が次のターゲットとなった。しかし、ダニール・クビアトがバッテリーを充電する必要があったため、ルノーに挑戦するチャンスは減った。さらに、リカルドはハードタイヤにはもう熱が入っていた。「その時点でかなりのバッテリーを使用していた」とダニール・クビアトは語った。「ダニエルを捕らえたときには少し充電を始めなければならなかったし、数周待たなければならなかった」「それからまた彼にプレッシャーをかけ始めたけど、他のドライバーと戦っている間に彼はなんとかタイヤを温めた。ルノーは直線速度も良くてタフだった。もう少し周回数があれば可能だったかもしれない」ダニエル・リカルドを追い抜いて表彰台を獲得ことはできなかったダニール・クビアトだが、アルファタウリ・ホンダはコンストラクターズ選手権でフェラーリに近づくことを目指しており、4位は良い結果だったと語る。「ラインを通過したときはまだダニエルにかなり集中していたし、彼を捕えようとしていたので、手を緩めてはいなかった」とダニール・クビアトは語る。「もちろん、数メートル後もそれについて考えていたいし、強力なレースでした。もちろん、結果には満足していた」「リスタート後のオーバーテイクを振り返れば、良いフィーリングだった」 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 - 2020年11月月1日午後12時00分PST