ダニール・クビアトは、2021年に自分に代わってホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅がアルファタウリ・ホンダF1のシートを獲得するという“噂”に悩まされてはいないと語る。角田裕毅(20歳)は、ホンダF1の育成ドライバーであるだけでなく、レッドブルのジュニアドライバーにも名を連ねており、先週末のFIA-F2 ロシア大会ではポールポジションを獲得。レース1では2位表彰台、レース2では6位入賞を果たし、ランキング3位に浮上している。
角田裕毅は、2021年にアルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たすと考えられており、レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ドライバー決定は“クリスマス前”に予定していると語っている。それでは遅すぎて代替案を検討する時間がないのではないかと質問されたダニール・クビアトは「彼らにはいつでも好きなときに決断を下す権利がある」とソチで語った。ロシアのF1コメンテーターであるアレクセイ・ポポフは、レッドブルが角田裕毅と契約することは、ホンダF1が現在の2021年の契約以降もF1を継続することを説得するのに役立つかもしれないと考えている。ダニール・クビアトは、自分の選択肢を見回す必要があるかもしれないと認める。「マネージャーのニコラス・トッドとこの話題についてよく話をしている。僕はそのような問題について彼を完全に信頼しています」とダニール・クビアトは語った。「今年はカレンダーがとても忙しいし、今は今週末に集中している。さっきも言ったように、僕は過去数戦で進歩しているし、この感じを続けていきたいと思っている」角田裕毅の憶測について具体的に質問されたダニール・クビアトは「僕は十分に長い間F1にいるので自分の手に負えないことをいちいち心配することはない」とコメント。「自分のマシンの運転方法や仕事のやり方はコントロールできる。過去数戦で、自分のマシンをよりよく理解する方法を考えてきた」「F1での経験があるので、そのような噂を気にしてはいない。でも、そうだね、チームに残りたいと思っている。F1で戦うこと、世界最速のマシンを運転するのが大好きだからね」「僕はここに到達するために16年間懸命に頑張ってきた。アルファ・タウリはここ数年で大きな進歩を遂げておりす、これからも続けていきたいと思っている。でも、辛抱強く、落ち着いて、できる限り自分の仕事をする必要がある」